🍮君だけには言えない！ ページ16
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「どう？俺かっこよかった？」
「碧海より蓮くんの方がカッコよかった」
「なんでやねん」
「碧海より俺の方がカッコよかった？Aちゃん」
「うん、蓮くんの方がかっこいい、好き」
彼たちの神戸公演に自分の力でチケットを取って碧海やそのメンバーさんを見にいくのは結構ここ最近では多いことで、お目当てはずっと変わらず祥生くんのまま。
ずっと兄である碧海の顔を見て育ってきたせいなのか正反対である瑠姫くんや祥生くんの顔の方が好きなようで、オーディション期間中に碧海を応援している時から多分祥生くんが私の1pickで、最後の2pickの時まで祥生くんと碧海に投票していたことは碧海にも内緒。
「Aちゃん俺がハート飛ばしたん見てくれた？」
「う゛、そんな綺麗な顔して近寄らないで祥生くん」
「ええ、俺のファンちゃうの」
「そうだけど心臓に悪いもん」
やはり推しとそれ以外というのは別の話で、祥生くんを目の前にしてしまうと蓮くんには普通に言えるカッコいいも、好きも口に出すのは憚られてしまう。
というよりこんなかっこいい顔を目の前にして言えるわけがない。
「祥生くんとはある程度距離取らせて」
「俺はいいんや」
「純喜くんは大丈夫、全然大丈夫」
純喜くんを盾にする様に差し出せば祥生くんは笑って椅子に座って汗を拭い始めるからそんな姿ただで見るの申し訳なくて。
「てか俺は？カッコよかった？」
「うん純喜くんは歌がうまかった今日も」
「違うやんかっこいいかどうか聞いてんねん」
「かっこよかった」
「Aちゃん、俺は？」
「かっ、…こ、いいです … 」
「もうA虐めるんやめたって祥生」
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リクエストありがとうございます(⊃т_т⊂)💕💕
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作者名：わか
| 作成日時：2025年7月31日 16時
