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その中にエンデヴァーの事務所もあり、
私は嫌いだから絶対行かないなと無駄な思考を張り巡らせていた。
「いらないです。捨てといてください。」
「A、不毛では有るだろうが、校長よりヒーロー科に編入しないかとの声がかかっている。
ヒーローになれと言いたいわけではないが、強すぎるんだよソレが」
相澤先生が指さしたのは私の掌で、私の手はヒーロー科でもないのに豆ができていたり皮が分厚かったりと、普通科の生徒らしからぬ手をしている。
個性を扱うためには強くならなきゃいけない。仕方ないことなんだ。
この個性は、所謂強個性と呼ばれる部類に入る。
だからって、ヒーロー科なんて私が入っていいわけがないし、入りたくもない。
「私はヒーロー科には入らないです」
「轟ともうまく行ってないのか」
「そのカップルみたいな言い方やめてください。
… 焦凍は、そんなんじゃないです」
その瞬間、職員室の扉が開き、緑色の頭が入ってきたのが見え、一瞬にして体や表情が全て強張った気がした。
「相澤先生！持ってきました！」
「ああ、ありがとうな緑谷」
「わっ、体育祭3位の夜駆さんだ … すごくかっこよかったです！」
「どうも」
「終わったなら早くいけ」
酷い顔をしていたのだと思う。
相澤先生は私の顔を確認してから緑谷を追い出した。
やはり優しい。
「緑谷が嫌いか？」
「嫌いです」
嫌いなんて一言じゃ言えないんだ、この嫌悪感は。
どうすることもできない。
「大嫌いです。緑谷も、自分自身も。… 失礼します」
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金木犀 - 面白くて一気に読んでしまいました。とても素敵な作品を完結させていただきありがとうございます！ (2022年1月19日 0時) (
レス) @page48 id: b5d4ecbe80 (このIDを非表示/違反報告)
アゲハ - この作品、面白くて凄く良かったと思います！！ちなみに私もヴィラン連合達が推しです！ (2020年3月17日 21時) (レス) id: fadb46413f (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 名無し44613号さん» とっても嬉しいお言葉です、、、ありがとうございます！新しい作品もあとがきのところに貼ったのでぜひ見てみてください〜！ (2020年3月16日 22時) (レス) id: c590ef5e52 (このIDを非表示/違反報告)
名無し44613号(プロフ) - めっちゃ、面白かったです！！次の作品も楽しみにしてます〜！！ (2020年3月16日 21時) (レス) id: e5626cc550 (このIDを非表示/違反報告)
わか(プロフ) - 神織さん» 私もヴィランに推しが多いのでどうしてもたくさん出したくなってしまいます…（笑）！50話に抑えるつもりなので今週中には完結してしまいますが、最後までよろしくお願いいたします。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: c590ef5e52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか
| 作成日時：2020年3月4日 13時
