手の鳴る方へ (ページ3)

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episode 3 ページ3

ローside

くそ、見失った。

あいつ待つことすら出来ねぇのか。

シャチの言ってた事件も気になるが
最優先に考えるのは

ロ「何かに巻き込まれてなきゃいいが、」

まぁあいつのことだ。
きっと何かしでかすだろうし
騒ぎにならないことが第1だが

ロ「.......騒ぎになった方が見つけやすいしな」

買わなきゃいけないものは全て買った
もうすることは無い。

「なぁそこのお兄さん」

ロ「ぁ？.......俺か？」

「あんただよ、ﾋﾋｯ
お前さんは医者かい？」

ロ「.......一応そうだが。」

「やっぱりねぇ」

ロ「.............用がないなら行くぞ。」

「あんたは1番大事なものを分かってないねぇ」

ロ「おい、ばあさん。訳の分からないことを言うんじゃねぇよ」

「あんたはいつかほんとに大事なものを目の前でなくすね。わたしゃあ分かるんだよ。いつかは知らんがなﾋﾋｯ」

ロ「.......わかった。ばあさんのいう大事なものを俺はなくすんだな」

「そうじゃよ。可哀想に
あんたも辛い過去を持ってるんだね」

ロ「.......大事なものは人か？死ぬのか？殺されるのか？」

「おやおや、強欲はよくないね
じゃが、一つだけ教えてあげよう
死なんよ、あんたがきちんと守り抜けばな。」

ロ「.......」

「良くない風がおまえさんによぉ吹いとる。
じゃが、案ずるな。
良い風も吹く。必ずな。」

ロ「.......一応礼を言う。ありがとう」

「ﾋﾋｯ
わしゃあ、おまえさんがお気に入りでな
達者でな。トラファルガー・ローよ」

ロ「！！」

あ「あ！！キャプテーーーーン！！！！！
やっと見つけた！！！
何迷子になってんですか！！
子供なんですか！？」

ロ「なぁ.....A」

あ「はい！」

ロ「いまさっきまでここにばあさんが居たんだが」

あ「え？？
ほんとですか？？
私キャプテンしか見えませんでしたけど.......？」

ロ「そうか.....」

あ「！！キャプテンお疲れなの！？
最近寝てないもんね！！
どうする！？私の膝で寝る！？
いいよ！キャプテンなら全然！！」

ロ「うるさい。寝ない。
寝るならベポの所に行く。
帰るぞ」

あ「アイアイ！キャプテン！！」

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