呪術師とソナーマン【Dr.STONE×呪術廻戦】

７話　雑魚呪霊 ページ7

「ううううううう…う。」



“う”しか言えないのかよ。なんも情報取れないじゃん。




『呪操風術 風波』



指で印を結ぶと、あたり一面に強風が巻き起こった。風は呪霊の体を抉り、殺した。



それにしても、雑魚とは言え呪霊が発生することなんてあり得るか?この、STONEワールドで。





「いやぁ、流石だね〜。」





パチパチと拍手をして出てきたのは…





『夏油…傑…?』


傑「久しぶりだね、ちょっと付いてくるといい。」




そう言って夏油はスタスタと森の中へ入っていった。

慌てて後を追う。




たどり着いたのは、洞窟だった。確か、司くんが言っていた“奇跡の洞窟”…。

中に１つ壺が置いてあり、黄色い液体が溜まっていた。





『硝酸…?』

傑「そうさ。今回の石化は、呪術によるものじゃない。だから呪霊も石化してるんだよね。ま、見えない人もいるけど。」




!!

そうなのか?

呪術によるものじゃないなら、こんな事一体誰が…。





傑「これで石化を解くことができる。このおかげで運良く私も復活したんだ。私はこれから、呪霊を復活させていくつもりだよ。」






っ！この世界でも…コイツ…!





傑「君も術師を復活させると良い。それまでは、私は術師に手を出さないよ。」




そう言って、夏油はニヤリと…いや、ニヤリとかそんなレベルじゃないほど、ゲスい顔で笑った。




傑「思う存分、呪い合おうじゃないか。」






夏油は、硝酸をビンらしきものに詰め、手を降って去っていった。

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