4話 任務�� ページ4
…いる。
おそらく2級。…近いな。
羽「百合月さん？」
『西園寺さん、ソナーマンでしたよね？』
羽「そうだけど…。」
『おそらく、呪霊がいます。波動数がおかしくなっているはずです。通常の人なら気づかない。あなたが行ってください。』
羽「!!わかった。」
潜水艦の中に、非常用サイレンが鳴り響く。私は羽京さんと一緒に、ソナー室へ行った。
潜水艦には窓がないから、どうにかして呪霊のいる方向を掴まないと。
艦長さんがソナー室に入ってきた。
西園寺さんは、真剣な顔で波の音響を確かめている。
羽「！聞こえた。」
艦長「方角は？」
羽「1-9-0です。ただ、動き回っていて…。」
『わかりました。それだけで十分です。』
1-9-0…つまり南南東付近か。
『かなり揺れますよ。』
艦長「皆!なにかに掴まれ!!」
南南東付近に手を向け、術式を発動する。呪霊が近いところにいれば、術式が勝手に反応してくれる。
『呪操風術』
いた!!
『風蝕!!』
一応、術式の開示をしておくか。
『私の術式は、呪力を風に変換する。それは他者の呪力も変換できる。距離が近いほど強力な風を巻き起こす。
“呪操風術”の中の一種である“風蝕”は、他者の呪力を風に変換する方。まぁ、相手によっては反動もくる。例えば、自分より上の呪力を持ってる者とかね。
風蝕以外にも、自身の呪力を風に変換する“風波”、反転術式と似た、治癒ができる“風花”…それ以外にも色々あるよ。』
潜水艦が大きく揺れ、
呪霊の気配も消えた。一件落着だ。
後にわかったことだが、その呪霊は十年前沈没した船の乗客からうまれた呪霊だったとか。
まぁ何にせよ、これ以上犠牲者がでなくて良かった。
そんなことを考えながら、自衛隊の方々から貰ったお土産を持って帰路についた。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ー現在ー
『こんな事もあったな〜。』
羽「あったね。あの時は助かったよ。」
そんなこんなで西園寺さんと見張りにつくのであった。
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MiSha(プロフ) - このお話読んだ時、めちゃくちゃおもしろい！何これってなりました！更新楽しみにしてます！ (2022年1月12日 13時) (
レス) id: 8faf067250 (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ(プロフ) - 八つ橋さん» ありがとうございます！コロナまた広まってきましたもんね…お互い気をつけましょう。 (2021年4月21日 21時) (レス) id: aec7162a28 (このIDを非表示/違反報告)
八つ橋 - こんばんは、更新ありがとうございます、コロナウイルスが流行っているのでお気をつけて下さい。 (2021年4月19日 23時) (レス) id: ed846143d9 (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ(プロフ) - 水屑さん» そうなんですよ…。結構書くの難しい…何かアドバイスあったら、是非言ってほしいです。 (2021年2月28日 21時) (レス) id: aec7162a28 (このIDを非表示/違反報告)
水屑 - 呪いというバリバリのファンタジーと石化というサイエンスファンタジーという絶妙な矛盾具合。 (2021年2月28日 20時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコニコ | 作成日時：2021年2月27日 22時
