両片オモイ【すとぷり】

31話目 ページ32

「このぱぱかっこいい！」


『それはねー、パパがママに告白して付き合い始めた時のだよー』


「こくはく？おつきあい？」


『好きー！って気持ちを伝えて、一緒に遊んだりするの』


「このぱぱ、顔が真っ赤だよ」


『るぅとくんに冷やかされてたからね』


「これ、さとみ！！これは、裕也おじちゃん！」


『そうそう〜』


私は少しその場を離れて、洗い物を始める


「まままま！」


『んー？』


「ぱぱ！ぱぱがてれび！」


ひょこりと首を出してテレビを見てみると

そこにはぱぱが写っていた


『翔太、録画してー！！！！！！』


「どれおすのー！！」


『赤いボタン！』


「わかんな…ぱぱぁ！！」


「実物がここに居るんだから、みなくてよくない？」


首をひょっこりと出してみると、ぱぱが帰ってきていた


『あら、おかえり』


「ただいま」


『ぱぱさ、仕事の時と私たちと話す時じゃ声が全く違うから撮ってるんだよ！』


「た、たしかに」


「ぱぱの声、ヤギみたい」


『小さい子は嘘をつかないね』


「ひっど笑」









あの時のいっぱい悩んで、いっぱい考えていた私にこう言いたい



『幸せになれるから、自分の気持ちを信じろ』


って


あの時の決断や、あの時の辛さがあったから私は成長できた。


『ぱぱー？』


「ん？」


『大好きだよ』


「僕もだよ」


「僕はぱぱよりもままのこと大好きだよ！」


「いいや、僕の方がままのこと大好きだから」


「僕の方がぱぱよりすきだもん！」


「いやいやいや『子供と張り合わないの』」



ころんくんは少し、ふてくされた顔をして

私の耳もとに立ってこう言った


「愛してるよ。僕の奥さん」



その顔は真っ赤だった







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みなさん、こんにちは

作者のぬーです。


ここまで読んでいただきありがとうございました。


正直、書きたい！という気持ちだけで書き出したため、

全くストーリーが思いつかずとても焦っていました…


ですが無事、この作品を最後まで書くことができ、一安心しています


あれ？短くない？と思われた方もいるかと思われますが

この後は、時系列はバラバラの短編集のようにしようかと思っています


イチャコラをさせまくりたいです(願望)


春休み前くらいに、また新しい作品を作ろうかとおもっておりますが、

しばらくはこの作品を続けるつもりです！


では、また、すぐにお会いしましょう！



ぬー

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