呪術廻戦 [短編] ３

わがまま(悟) ページ5

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私の彼氏はたまにめんどくさい。
特に悠二や恵と仲良く話してる所を見た日の夜はずっと唸ってる

『先生どうしたの？』

悟「むぅー2人の時は名前呼び！」

こんな感じで一々めんどくさい。

『あぁー悟さん。どうしたの？』

実はどうしたの？って言葉かけたのはこれで何十回目かだ。
彼はずっとん〜と言いながら頭を私のお腹にグリグリ押しつけてくる。

悟「僕あんまり一緒に居れないじゃん？」

『うん。』

悟「Aは悠二とか恵とかと一緒に居る方が多いじゃん？」

『まぁ同級生で教室も一緒だしね』

悟「…浮気しない？」

『…え。なんでそうなったの？』

悟「だって！寂しさを紛らわす為の1回の過ちにハマっちゃって浮気続く〜とかあるかもしれないじゃん！！」

いや、どこぞのドラマを見たよ悟さん。
昼間やってるドロドロ系ドラマじゃん。


『…はぁー…』

悟「あぁ！今のため息なに？！僕の事めんどくさいって思ってるじゃん！やだやだやだ〜A〜僕を捨てないで〜ずっと一緒に居るって約束したじゃん…」


めんどくさいと思ったのはもっと前からです。とはさすがに今言ったら倍めんどくさくなりそうだし、なんだかんだこんな悟さん見れるのは私だけだと思うと嬉しかったりする。


『悟さんの浮気の境界線ってどこ？』

悟「目が合ったら」

『それは物理的に無理です』

悟「じゃ会話したら」

『授業も任務もあるのにコミニケーション取れないと無理なんで却下。せめてキスしたらとかにしてよ』

悟「はぁ？！僕意外とキスする気？！だめ！」

『そんな事一言も言ってない。例えだよ』

悟「例えでもやだー！A愛してるから僕の傍にずっと居て？」

『はいはい。居ますよ〜』

悟「もう！適当だね！」


とぷりぷり怒り始めた悟さん
これは後でとてもめんどくさい事になる。
明日も任務だ…体に負担を抱えて行きたくない
こうなった時は…


『んーでもぶっちゃけ悟さん以外に優しくて頼もしくて甘えん坊さんでかっこいいとこも可愛いとこもあって人としても彼氏として最強な人は生物学上存在しないし例え存在してても私は悟さんだけを愛してるよって言っても？』

悟「え。何それ。結婚して」

『私が卒業したらね』


と言えばさっきまでとまた違うめんどくさい状況(くっついて離れない)になったけどこれはこれで幸せだな

いつか安心して生きていける未来が来る事を願って
今日も私は彼に愛されていく。

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