夫婦に訪れた幸せは小さな双子でした【HS】

・ ページ22

TH｢ありぇ？おんまは？｣


JM｢あ、ほんとだ。おんまぁ？｣



HS｢おんまはちょっと、体がいたいいたいしてるから、今日はおやすみしてるんだよ？｣



私の大事な双子が起きてきたようで

普段はキッチンにたっている私の姿が見え無いことにすぐ気付いてくれたのだろう。


私を探している声が、ここにまで聞こえてきて。


ダメだ。もう会いたくなってる。


私親バカだなあ。なんて自負しながら、ごめんね2人とも。って心の中で唱える。






コンコンと、ドアを叩く音で目が覚める。


いつの間にか寝てしまっていたようで、時計はもう12時を指していた。



｢はーい｣って返事をすると、

ドアが開くことはなく、その代わりに聞き慣れた天使の声が聞こえた。



JM｢おんまっ。｣


TH｢おんまぁ！！！｣



｢ごめんね2人とも。おんま、今日ご飯作ってあげられなくて。｣




JM｢んーん！だーじょぶ！｣



TH｢おんまっ。からだ。いたいいたいなの？｣



幼いながらも、私を心配してくれるふたご。




｢そうなの。

そしてねこれは2人にもうつっちゃうくらいつよーいから

おんまは治るまで2人に会えないの。ごめんね｣




JM｢ちみ、おんまが早くげんきになるように、まいにちまいにち神様におねがいするね！｣



TH｢ててもてても！！｣



んねー！って2人で顔を合わせて言っているのが想像出来てしまう。



｢よぉーし！オンマ早く治すね！｣



この次の日。双子効果が絶大だったのか。

風邪はすぐ治り。元気いっぱいになったオンマなのでした。

お出かけしよう。→←オンマはちょっと体調が悪い

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す