1383. 書いてみた ページ5
ザンザスside
凛は目をおれに向けて続きを促す。
『おれが、
氷の中にいたことを。』
パチリと瞬きをするそいつは上を見て考える仕草をした後、
思い出したように口を開いた。
そして傾けていた耳を直して座り直した。
凛「思い出したのは、ザンザスが私にした質問を取り消した後だよ。正確には、ヴァリアーに仮入部した後だね。
最初はわからなかったし。」
『なぜ、入った？』
凛「ヴァリアーかな？
いや、拒否権なかったよねあれ。
別に断る理由もないし。まあいいかと思って。」
『・・・・どうやって、あそこに入った。』
凛「・・・・忘れた。」
ニコリと笑ったそいつに眉をひそめる。
『なぜ、言わなかった。』
凛「いう必要が無かった。
まさか聞こえてるとは思っていなかったし。」
『そうか。
凛。お前は今からヴァリアーの幹部じゃねぇ。』
凛「？わかりやすく言うと？」
『クビだ。』
凛「おぉ、そっか。」
なんとも無いかのように笑うそいつ。
『凛。』
凛「ん？なに？」
『・・・・・grazie』
凛「力になれていたなら良かった。
会えて良かったよ。ザンザス。」
目を細めて微笑んだ。
ああ、
『俺もだ。』
会いたいと思った奴に、俺はやっと会えたんだな。
お前がいなければ、俺はここにはいなかっただろうから。
ちなみに、
ザンザスが氷の事を行った時、それを聞こえた者はわずか3人。
白〈歌聞こえてたんだー。〉
黒〈歌聞こえてたんだねー。〉
蒼花〈？ザンザスはどこで聞いてたの？〉
白黒〈氷の中。〉
誰よりも凛の近くにいたこの3人。
周りに聞こえないようにザンザスが声を小さくして話したのだから当たり前と言っては当たり前だ。
しかし、この世には読唇術と言うものがある。
文字通り、声が聞こえなくても唇をよんで会話を知る能力のことである。
で、この会話を知っているものが本人らを除いて数人。
リボーン/スク(なんであいつはゆりかごのこと話知ってたんだ？)
読唇術を使い唇の動きを読んだ２人のみ。
ー
なんとなく思いついたから書いてみたのはいいけど、最初に考えていた終わり方とはなんか違う気がする・・・by作者
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スノードロップ(プロフ) - すき (5月1日 14時) (
レス) @page49 id: 8349486c1c (このIDを非表示/違反報告)
天満 - すっごく面白いです！何回も読み直して何回も感動して泣いてしまいました！続き、楽しみにしてます！ (2020年12月6日 14時) (レス) id: 8abc89cfbc (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - 華洛さん» ありがとうございます。読み返してみてちょっと雑になってきて面白く無くなってきたかなと不安になっていたので嬉しいです。更新はこれからも不定期になりますが、宜しければまた読んでください。コメントありがとうございます。 (2020年4月10日 19時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
華洛 - 言葉に表せないくらい大好きです！頑張ってください！ (2020年4月7日 22時) (レス) id: 585ebd2409 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - aiさん» お久しぶりです。携帯変わっても見つけてくれた事が嬉しいです。これからも更新できるか分かりませんが出来次第頑張ります。コメントありがとうございます。 (2020年3月23日 16時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこと | 作成日時：2019年4月28日 0時
