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1397. お家 ページ19

『うわっ、物が増えてる・・・』



亜紀とクロームを置いて夜である場所へと飛んできた。

第一声がそれだった。



蘭〈ここがお前の家か?〉



そう。

ここは私が買った私の家。
つまりはイタリアだ。





白〈久しぶり!〉

黒〈少し狭くなった。〉

物が増えたからな←2回目




決して私が片付けられない訳じゃないぞ?

ただ物が増えただけだ。

物が増えたから仕方ないんだ。←4回目




亜紀やクロームを連れてきても良かったんだけどね。

クロームなんかは疲れも溜まってるだろうし亜紀はお姉ちゃんって張り切ってるし、まあいいかなって。





蘭〈嬉しそうだったからな。〉

クロームのお姉ちゃんになったからね。

蒼〈姉の意識が出てきたのはいい事だわ。〉

クロームの前で強くあろうとするだろう。






ん?

テーブルの上に置かれた小さな箱を見つけた。


蘭〈なんだそれ。〉

蒼〈ボックス?〉



みたいだね。

ボンゴレの紋章は入っていない。

代わりにあるのはチェック柄とハット帽子の模様。






(チェック・・・かわいいな。)

それに思わず手を伸ばす。



手が触れた瞬間。







「やあ。久しぶりだね。」

辺りは真っ白。

そして目の前には凄く久しぶりな男が。

指輪やおしゃぶりは近くにない。

精神だけ連れて来られたのだろう。




『真っ白・・・・白蘭を思い出すからやめて欲しいな。』


「ではこれならどうだ?」

パチンと指を鳴らす目の前の男。





『・・・・真っ黒。』

「間違えた。」




パチン

今度は上が夜空に、そしてチェック柄のソファが現れた。


「座りたまえ。」

『ありがとう。』





夜なのに暗くない。
相手の顔が見えるほどには明るく、気持ちがいい。ソファふわふわだし、このまま寝れそう。






よし、寝よう←

「こらこら、寝ようとするんじゃない。」

横になって目を瞑った私に呆れながら男が言う。

どうやらこの目の前の男は私を寝かせるために連れてきたわけではないようだ。





「久しぶりだね。凛。」

『久しぶりだね。チェッカーフェイス。』

1398. チェッカー→←1396. 力の使い方



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スノードロップ(プロフ) - すき (5月1日 14時) (レス) @page49 id: 8349486c1c (このIDを非表示/違反報告)
天満 - すっごく面白いです!何回も読み直して何回も感動して泣いてしまいました!続き、楽しみにしてます! (2020年12月6日 14時) (レス) id: 8abc89cfbc (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - 華洛さん» ありがとうございます。読み返してみてちょっと雑になってきて面白く無くなってきたかなと不安になっていたので嬉しいです。更新はこれからも不定期になりますが、宜しければまた読んでください。コメントありがとうございます。 (2020年4月10日 19時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
華洛 - 言葉に表せないくらい大好きです!頑張ってください! (2020年4月7日 22時) (レス) id: 585ebd2409 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - aiさん» お久しぶりです。携帯変わっても見つけてくれた事が嬉しいです。これからも更新できるか分かりませんが出来次第頑張ります。コメントありがとうございます。 (2020年3月23日 16時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みこと | 作成日時:2019年4月28日 0時

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