1389. 群れない狼 ページ11
外〜
右手にクローム左手に亜紀を連れてデーチモに続く。
作戦が終了したのでアジトに帰ろうという事になったのだ。
恭弥「凛、千亜紀。僕は並盛中にいるよ。
何かあったら草壁に言って。」
集団行動が嫌になったらしい恭弥が私達だけに聞こえるような声の大きさで言った。
その声に立ち止まった私につられて手を繋いでいた２人も立ち止まった。
『て言っても、今私たちが使ってるのはこの時代の恭弥のアジトだよ？
もちろん恭弥のアジトとボンゴレアジトは別物だし、多分草壁さんは恭弥について行くだろうから連絡の取りようがない。』
というかみんなで一緒に帰っとこうよ。
一応ここ知らない土地だぞ？
恭弥「そのアジトは好きに使えばいいよ。僕は並盛中にいる。
草壁は来るな。」
草壁「ええ！？」
付いて行く気満々だった草壁さんは恭弥を見てガビーンってしてる。
恭弥はそれを見向きもしない。
『・・・じゃあ草壁さん。電話番号教えて。
電話使うときはリボーンになんとかしてもらうから。なんかあったらそれで伝えるよ。』
私と恭弥に目線を忙しなく移動させる草壁さん。
恭弥はすでに歩き始めている。
今にも視界から消えてしまいそうだ。
『わたしが草壁さんに電話すればそれが恭弥にも伝わるでしょう？』
草壁「し、しかし、それでは恭さんの意向に背くことに・・・」
『恭弥が心配なら付いて行きなよ。完璧だと思っていた人が間違えることは、よくあることだよ。』
迷った末に名刺を渡して恭弥の背中を追っていった。
草壁さん。
(トンファーで殴られないといいけど・・・)
蘭〈いや、お前が行かせたんだろ。〉
(私は、心配なら行ったら？って言っただけだもん。行かせたわけじゃないよ。)
『そういえば草壁さんって、戦えるのかな？
あの人が戦ってるところ見たことないんだけど。』
クローム「分からない。」
『クロームはまだ知り合ってさえもいなかったもんね。』
クロームが草壁さんに会ったのって、10年後の世界に来て初めてだもんね。
亜紀〈風紀委員会って実力主義らしいよ？〉
『あ、そうなの？実力主義ってことは恭弥の次に強いのかな？
でもこんな世界にいるんだから、そこそこ戦えるんだろうね。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 160人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スノードロップ(プロフ) - すき (5月1日 14時) (
レス) @page49 id: 8349486c1c (このIDを非表示/違反報告)
天満 - すっごく面白いです！何回も読み直して何回も感動して泣いてしまいました！続き、楽しみにしてます！ (2020年12月6日 14時) (レス) id: 8abc89cfbc (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - 華洛さん» ありがとうございます。読み返してみてちょっと雑になってきて面白く無くなってきたかなと不安になっていたので嬉しいです。更新はこれからも不定期になりますが、宜しければまた読んでください。コメントありがとうございます。 (2020年4月10日 19時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
華洛 - 言葉に表せないくらい大好きです！頑張ってください！ (2020年4月7日 22時) (レス) id: 585ebd2409 (このIDを非表示/違反報告)
みこと(プロフ) - aiさん» お久しぶりです。携帯変わっても見つけてくれた事が嬉しいです。これからも更新できるか分かりませんが出来次第頑張ります。コメントありがとうございます。 (2020年3月23日 16時) (レス) id: ed6dd0debd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みこと | 作成日時：2019年4月28日 0時
