【REBORN】私たちは夜空を見上げる 19

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白蘭の所に行きたくない理由は大きく分けて三つ。





一つは亜紀。

二つ目はアルコバレーノ。


そして三つ目は






『保護＝束縛閉じ込めるって発想を持っている人の所に好きで近づく人はあんまりいないと思う。』





うん。

少なくとも私は行きたくない。





「「「・・・・・・え、ええええええ！！！？」」」


理解するまでに時間がかかったのか・・・

叫び出したみんなの声は騒がしい。


どこに驚いたんだろう？





亜紀〈監、禁・・・・されてたの？〉

あれ？



『言わなかったっけ？』

沙羅〈言われてない！〉

金〈伝え忘れんな。〉


ご、ごめんなさい。






白蘭「だって凛ちゃん逃げちゃうんだもん♪」



『だって絶対に逃げないから外してって言ったときに外してくれないんだもの。


自力で逃げるしかないよね♪』





白蘭「ニコニコ」

『ニコニコ』






ツナ(な、なんだろう。2人とも黙って笑ってるだけなのに・・・・すごく怖い。)



そりゃそうだ。

目が笑ってないもん。






白蘭「あ、忘れてた。

もうすぐそのミルフィオーレ基地こっちに転移するから・・・・


早く逃げた方がいいよ？」



「「「え？」」」

『ん？』



そのすぐ後、




ドドドド


立ってられないほどの揺れが、私たちを襲った。





隼人「地震！？」

ツナ「ひ、避難しなきゃ！」


入江「大丈夫だ！みんな何かに捕まってくれ！」





何か・・・


とりあえず亜紀にくっついて私の横で寝ている山本を掴み月の膜を張る。

地震なんて久しぶりだなぁ。









『あぁそうだ。

もし誰かが亜紀を殺したら、もれなく私と夜空も死にますので気をつけて下さいね♪』


白〈死ぬよー〉

黒〈一緒〉

蘭〈テンションおかしいな。〉




そして基地は転移した。




入江「みんな、無事かい？」

ボンゴレと白く丸い機械を残して。






ホログラム消えるギリギリだったけど驚いた顔してたから多分伝わっただろう。


一番伝えなきゃいけない奴だからねこれ。

伝えられてよかったよ。

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