課長の沼にはハマらない【JN】

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『ん？結局なんで課長会社に戻ってきたんだ？』





帰り道ふと疑問に思った





『仕事人間だから、仕事好きで来たのかも
うん。そうだよね』








そう思って右手に握られたコンビニ袋を見る



そういえば、課長、自分の分取ったって言ってたけど取ってたっけ？



そんな行動してた記憶ない









『ま、深く考えても仕方ない！
にしても課長、美意識高いなぁ！

サラダサンド！夜はカツサンドでしょうが！』







なんて独り言を言いながら家に帰る




ドアを前にして中の光景を想像し顔がにやけてしまう


鍵穴に鍵も刺さずにドアを開ける






中から「おかえり」と顔を覗かせてくる彼を見て胸がきゅーんと締め付けられる






『ジミンー、ただいま！』


JM「お疲れ 遅かったね、また残業？」


『うん！あ、ねぇご飯食べた？』


JM「ううん、まだだよ。
僕が準備するから先お風呂入ってきて？」


『はぁーい！』








そう言ってリビングに荷物を置いて、コンビニ袋を机の上に置く



そのまま着替えを持ってお風呂に向かった









『わぁ！美味しそう！』


JM「好きなだけ食べてね」


『いただきまぁーす！』







お風呂から出るとジミンが料理を用意しててくれて向かい合わせに座って手を合わせる



最初にお肉を食べるととても美味しくて頬が落ちそうだ。そう言うとジミンは嬉しそうに笑った。






パク ジミン


同じ会社の商品開発課に所属している同期の子

期待の新人と言われていて、そんでもってこの可愛らしいイケメンだからまぁモテる。




しかし、今は私だけの時間。



簡単に言えば彼氏だ









ジミンといる時は日頃の疲れが癒せる


一ヶ月ほど前に私の家で同居を始めたジミンはほぼ毎日帰りの遅くなる私をご飯を食べずに待ってくれている





いい彼氏だ







JM「何笑ってるの？」



『秘密』

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