食い違い ページ13
おそ松視点
朝起きた時、姉さんの姿は無かった。弟たちに聞いても、知らないと首を横に振るばかり。
すると、十四松がある紙を見つけた。
十「兄さんたちー!変な紙見つけたッスよー!」
姉さんの字だ。俺は十四松から紙を借りて、読み上げた。
お「我が愛しの弟たちへ。君たちが起きた時、私は既に家に居ないでしょう」
『私が家を出た理由は言えません。だけど、家族が嫌いな訳じゃないから安心してください。あ、お母さんも詳しくは知らないから。本当にごめんね。さよなら。また帰ってくるから』
お「なんだよ、それ…」
弟たちもみな、泣きそうになっていた。
チ「どういうことだよ…」
ト「昨日の質問って、こういうことだったの?」
一「嘘…」
カ「my sister…」
十「姉さんどこいったんすかー!!」
姉さんがいなくなってから二日。あんなに騒がしかった部屋が、一気に静かになった。
重い足取りで教室に向かっていたそのとき。
オ「おい、お前ら松野だろ」
と声をかけられた。
あ「あ゙あ゙?誰だテメェ」
オ「お前らにいいこと教えてやろうか」
俺たちはそいつについていった。
向かった先は、屋上。
オ「あいつ、失踪しただろ」
一「なんでアンタが知ってんの」
オ「それは秘密。あいつらがお前らのことなんて言ってたか知ってる?」
みんなの息を呑む声が聞こえた。
オ「あいつ、お前らのこと迷惑だ、って言ってたぜ?」
お「…」
オ「なんか、同じ顔が六つあってウザイし、その分長女の私が頑張んなきゃいけないしね?ほんっっっとに嫌い。この世で一番嫌いかも?って言ってたぞ」
俺はあいつに殴りかかった。だが、その手はかんたに止められてしまう。
オ「おいおい。俺は嘘ついてないぜ?あいつが失踪したのも、お前らがウザかったからじゃねえの?」
そういいってそいつは立ち去った。
俺の心は、姉への嫌悪感でいっぱいだった。
その日から俺たち六つ子は、
Aのことが嫌いになった。
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Akari - 333さん» 違反報告等をしてる可能性もあります。少なくても私はそうです。ももまつ様もこの言い方的に、違反報告しますでしょう(本当にしています) (2019年8月17日 4時) (レス) id: d6d929f7e2 (このIDを非表示/違反報告)
Akari - 333さん» 私にも、ももまつ(カラ松girl)様も貴方に関係無いです。ですが、これだけ言わせてください。せめて、優しいお言葉使いを保ち、煽るように言わないでください。他の方が変な気持ち、不愉快なお気持ちになります。作者様が優しいくて良いのですが、他の作者様でしたら (2019年8月17日 4時) (レス) id: d6d929f7e2 (このIDを非表示/違反報告)
Akari - 333さん» ご失礼でしたら申し訳ございません。それでしたら、他の方はどうなるのでしょうか?他にも裏切り系、嫌われ系を作っている方が、何百人もいるのですよ?それなのに作者様にだけと言うのも、ちょっと違うかもしれません。 (2019年8月17日 4時) (レス) id: d6d929f7e2 (このIDを非表示/違反報告)
ももまつ(カラ松girl)(プロフ) - 唯那さん» 作者様も優しくまともに対応せず、言いたい事はズバッと言った方が良いと思います。この333さんは、私が違反報告して追放しました。 (2019年4月6日 21時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
ももまつ(カラ松girl)(プロフ) - 333さん» しかも、作者様もキャラヘイトがしたいわけではないと申していましたし、こちらの作者様が優しかったから良いものの、他の作者様だったら違反報告されていたかもしれません。 (2019年4月5日 17時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯那 | 作成日時:2017年1月14日 23時