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帰ってから、詳しい話を聞くと、
やっぱり体調不良の原因は、ストレスらしくて。
ちょっと、頑張りすぎちゃったねって、
先生にも苦笑いされたらしい。
昨日からご飯も食べられていないし、
睡眠もろくに取れていないから。
点滴で薬を入れて、ようやく眠っていると聞いた。
照は、阿部ちゃんに付き添うつもりだったんだけど。
先生に、『家に帰って、休んでおいで』と言われ、
付き添いを許してもらえなかったって。
もちろん、先生は照のことも心配してくれて、
少し離れて休む時間をくれたんだし。
それは照も分かっているけど、
阿部ちゃんが心配で落ち着かないみたい。
渡辺「照がちゃんと休まないと、もしかしたら、
阿部ちゃん、帰ってこられないかもよ？」
昨日一日、阿部ちゃんに付きっきりだった照。
俺も、照の体調が心配だったから、
少し強引に横にさせると、あっという間に眠ってしまって。
お昼ごはんも食べずに眠り続けて、
起きたときには、かなりスッキリした顔になっていた。
岩本「迎えに行くときも、運転してもらっていい？」
照のお願いを、二つ返事で引き受けて、
夕方に、また、病院まで車を走らせる。
照を下ろして、俺は朝と同じように待機。
しばらくすると、自分で歩いている阿部ちゃんと、
その横で心配そうな照が出てきた。
渡辺「阿部ちゃん、おかえり」
阿部「あれ、翔太くんも来てくれたの？」
渡辺「朝も、俺が送ってきたんだけどな」
そう伝えると、ビックリした顔になっていた。
まあ、朝はなにがなんだか分からない状態だったし、
きっと、いつの間にか病院にいたって感じだろう。
阿部「ありがとう、心配かけてごめんね」
朝よりずいぶん元気になったように見えたけど。
まだ、顔色が白っぽくて、食欲もないみたいで、
車の中でも、帰ってからも、照が過保護になっていた。
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作者名：アクモ | 作成日時：2023年2月1日 20時
