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「……好き、かもね」



過去のことを一覧に頭に思い浮かべ、



隣から伝わる直の暖かさに、身を縮めて。



まふくんの手をそっと握ってみる。



「ふふっ……」



なんだか楽しくって、胸がドキドキしてしまう。



指を絡めて軽く爪を立てたり、


一人でくだらないことをしてるのに。




……好き。



幸せな気持ちに包まれたまま、

私は眠りについた。



---------------------


?「〜〜!」


……ん?


…頭の上から声がする。


目を少し開けると。


坂田「ひゅー!!なになにぃ?!二人で寝ちゃってえ!」



まふ「「!!!」」



まふくんと同時にガバッと布団から飛び上がると、


見事に私の額と坂田くんの額がクラッシュする。



「〜〜っ!!」


坂田「ってーー!!!大丈夫?」



まふ「さかたんちょっと!Aちゃん平気…?」


「う、うん。平気ぃ……」



片手でクラッシュした部分を抑えながらも、


坂田くんはまた喋り続ける。




坂田「えっ、なにどーいう関係?ラブ系?!それ以外ない気がするんだけど?!」



まふ「ちっちがっ!ねっ、ねっ!!?」



まふくんが真っ赤になって抵抗している。




坂田「まさかの昨日は夜の営みですか〜?!↑」




坂田くんが調子に乗ってまふくんをおちょくっている。



まんまと遊ばれてる姿に、ちょっと吹き出してしまう。



坂田「どっ?Mikuちゃん…夜のまふくんは?」




まふ「ばっ、ばか!そんなやましいことしてないし!!夜の僕もいつも通りだからっ!」


坂田くんと私の間に仲裁を入れるまふは、

なんだか焦り気味。


「うん……寝顔が可愛かったんだよ、とっても」


まふ「なっ…!!」


目を大きく見開き、頬を紅潮させる。



坂田「寝顔〜!!まふくんは可愛いですもんね!」


坂田くんがあっはっはと手を叩いて笑うと、


その代わりまふくんが少しずつ脱力していく。



「うん、まふくん可哀想だし…朝ご飯食べよう?」


坂田くんの目を反らし、少し放っておかないと。



坂田「そうだね〜!朝ご飯食べたいなぁ」


まふ「可愛い……かわいい…カワイイ…」



ぶつぶつと独り言を続けるまふを坂田くんが腕組みをして、


私たちはリビングで少し早めの朝ご飯をとった。

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氷雨*夜更け_時雨 - 受験頑張ってください!!!あとお体にも気を付けて...。 私もひきフェス当たらなかったので行かないです() 更新頑張ってください!応援してます! (2017年5月7日 5時) (レス) id: 60df997ed4 (このIDを非表示/違反報告)
涼月 結羽(プロフ) - るりさん» コメありがとうございます!本当ですか〜!会ってたかもしれませんね!笑 更新頑張りますよ(`・∀・´) (2017年4月1日 12時) (レス) id: 8d90c46065 (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - 更新楽しみにしてます!頑張ってください!!私もXYZ東京初参戦でした!← (2017年3月28日 22時) (レス) id: fbbf934865 (このIDを非表示/違反報告)
涼月 結羽(プロフ) - くるみさん» コメントありがとうございます~!更新頑張りますよ~~!楽しみに待っててもらえるなんて光栄です…笑 (2017年3月28日 20時) (レス) id: 8d90c46065 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 更新頑張ってください!楽しみにしてます。('∀') (2017年3月24日 17時) (レス) id: c841c9b227 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼月 結羽 | 作成日時:2017年1月10日 18時

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