愛されるより愛したい BTS短編５ (ページ3)

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３ YGside ページ3

付き合って１年目、
サークルで酔いつぶれた女を押し付けられ
ベッドに放った夜

翌日、運悪くさくらが家にやってきた

怒ることもなく、
ただ傷付いた顔で言ったんだ
「なんか、ごめん」て

信用ねーなら、怒れば良いだろ？
信用してたらそんな傷付いた顔しねーだろ？

それから大切にしてきた
さくらも何事もなかったようにするから
忘れさせてやりたくて必死に大切にしてきた

でもある日、思ってしまった
〝俺は愛されてるのだろうか〟

だから付き合って２年目、
最低だけどバイトの後輩を利用した
その時も、
責める事もなく怒る事もなく…

傷付いた顔すら見せなかった

それなのに、会えば普通に接してくる
恋人らしいことだってそんな雰囲気になりゃできる

…愛してる。
だからどうか俺を捨てないでくれ

かっこ悪くてもいい
情けなくてもいい

「私以外、見ないで」って言ってくれ

3年目、ついにやってはいけないことをした
ずっと言い寄ってくる女が家まで着いてきてた
、そこにさくらが見えたから

軽く抱き寄せてキスしてやれば
その気になって喜ぶ女

立ちはだかるかと思えば…そのまま去っていった

その気満々だった女を突き放す

YG「もういーだろ？離れろよ、気持ち悪ぃブス」

「!!!なによ、最低!!!」

…そうだよな、最低だな

愛する女を傷つけて呆れさせて
引き留める術さえ知らないで…幸せにできなくて