# 車内でxxx ページ10
*
阿部「 A、今度は7MEN侍とコラボしたんだって？ 」
7MEN侍とのYouTubeコラボ帰り
たまたま別の用事で事務局に来ていた阿部ちゃんとばったり遭遇し、このまま送ってもらうことに
まぁ家まで送ってもらうというより、どちらかの家に行ってそのまま〜って流れなんだろうけどね
「 そうだよ！いけない？ 」
阿部「 いやそうじゃなくて。本高とか俺の大切なクイズ部のメンバーだから、手出さないで欲しいなぁって。 」
手は出していない
嶺亜には勧められたけど、っていうのはまぁ黙っておこうか
「 何〜嫉妬？ 」
阿部「 する訳ないだろ。 」
という阿部ちゃんは、言葉こそキツいもののいつもよりニヤニヤしている
さっきまでグループLINEは動いていたけど、その時もやたらと私に従順だった
以前行った開発が効いているのか
それとも、今日私と帰れることを知っていてテンションが高かったのか
まぁどっちでもいいけど
「 この前ね、翔太と帰ったの。 」
車の外には、まだ人が沢山いて
そっか夜更けでもないし、外から見たら私たちが車で一緒に帰ってるのバレてたりするのかなって考えてしまう助手席の私
意気揚々と話すも、彼は反応が薄い
阿部「 へー。 」
「 妬いてる？ 」
阿部「 は？何でそうなんの。 」
さっきからの結構な塩対応、これどうにかならないの？
車といえば翔太を思い出す
あの日、私も翔太にめちゃくちゃ当たり散らかしたけど……
なに？皆車に乗ると人格でも変わるの？
「 さっくんが言ってた。阿部ちゃんに、翔太と帰ったこと伝えたら、怒ってたよ〜って。笑 」
まぁ嘘だけど
でも案外図星だったようで、 ”あの馬鹿…” と呟きながら頬を赤らめる彼が可愛くて仕方がない
「 あの後ね、車の中でやったの。 」
阿部「 へー……。 」
「 あれ？反応薄くない？ 」
阿部「 いや、お前ってそういう奴じゃん。それくらい想像できるわ。 」
そう言いながらも彼はまたも頬を赤く染める
だけど動揺しない阿部ちゃんが少し嫌で、悔しくて
「 車の中って意外に楽しかった。私久しぶりに受けだったの。 」
阿部「 え？Aが？ 」
「 あれ〜、そこは食いつくんだ。 」
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作者名：FON
| 作成日時：2020年8月8日 11時
