# 復讐のxxxx ページ42
*
それは本当に唐突の出来事だった
目黒「 ねぇねぇA、佐久間くんと何やってたの？ 」
目黒の声は酷く冷淡で、それでいて淡白
「 何が？ 」
目黒「 この前、事務所。………俺、見てたんだけど。 」
北山くんと河合くんと飲んだあと、哀愁的な気分になってしまい、一人でいるのがどうも虚しくなっちゃって
それで丁度連絡を取り合っていた目黒の家に飛び込んだんだ
今思えば連絡を取り合ってる時から、言葉のひとつひとつに棘を感じるなぁとは思っていたけれど、何かと思えば原因はこれか
思いがけず、この前事務所でさっくんとやっていた所を見られていたらしい
さっくん……私が言えたことじゃないけど場所を選ぼうよ、そしてもっと周りを見てくれよ
目黒「 Aがビっiチなのは今に始まった話じゃないけどさ………流石に場所は選ぶかと思った。 」
何て言って、大きくため息をつく目黒は呆れ顔
「 え、今私怒られてる？ 」
目黒「 うん、怒ってる。 」
いやお前だって散々青i姦してたじゃねぇかよって言いたいけれど、火に油を注ぐようなことはしたくない
黙って彼の言葉に下を向いた
目黒「 しかもA、生理だったんでしょ？何やってんの。 」
「 いやあれは不可抗力というか、…… 」
あぁ、今日の目黒はめんどくさい
時々あるんだよなぁこういうこと
下手に嫉妬されて、説教されて、色々言われて…
正直鬱陶しいと思うことが多いけれど、それもどれも自分が思わせぶりな態度をしすぎたせいでもあるから、やっぱり自業自得なのかなって
そんな腐った思考回路、自己嫌悪とはまた違ったなんとも言えない自責の念
目黒「 Aが万年発i情期なのは知っていたけど、生理の時ですらやるような性i欲猿だとは思わなかった。 」
「 待ってそこまで言う？今日の目黒、私の事嫌いすぎるでしょ。 」
本当に酷い言われようだなぁって笑っていたんだけど
その時、目黒の目の色がぱちりと変わったのを見逃せなくて
目黒「 だけどね、俺も今そんな気分なの。 」
その言葉を言い終わるが早いが、頬に手を寄せられて
そして瞬時に、唇が重なった
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作者名：FON
| 作成日時：2020年8月8日 11時
