はっぴービっチは紅一点_3 (ページ37)

今日:30 hit、昨日:22 hit、合計:1,648,846 hit

# ページ37

*

向井「え？なんの事？え？」

さっくんとの会話、状況が飲み込めてないのは康二ただひとり

「さっくんは本当に話が早くて助かるよ」

佐久間「にゃはは～今度は俺とも遊んでね？」

彼が居なくなった後、空のビンを捨てて不思議そうに歩く康二とその後を追う

だけど、入る部屋は私たちの部屋の1個手前

向井「 Aちゃん、……どこ行くん？」

「康二は私とやりたくないの？」

向井「は！？そ、え、いや、え、何で、いきなり、え、ほんま、え？」

唐突な質問に焦る康二

可愛いなぁと思いつつ、私用にとスタッフさんがとってくれたその部屋に、彼を押し込んだ

「ちょっと声でかい。もう少し抑えて。」

そして壁に押しつけると、唇を合わせる

彼は驚いて目を見開くだけ

この人何回やっても私の強引さになれないんだなぁ、まるで経験のない男子高校生みたい

「まだまだ時間はあるから、ゆっくり楽しませてあげる。」

隣の部屋からはメンバーの笑い声が聞こえてくるから、
彼の浴衣の帯を剥いで、そして着ていた浴衣をゆっくりとずらす

康二の被虐的なその目が私を更に煽った

───

「絶対に向こうの部屋にも聞こえてるよねー。」

終わった後、隣の部屋からは物音ひとつしてこなくて
その代わりこっちの部屋は康二の息切れ音が響いているような状態

向井「だって……Aちゃんが、あかんことするから……。」

「仕方なく無い？康二が可愛いんだもん。欲求が抑えきれなかった。」

康二って本当に年上？ってくらい可愛いんだもん
私は悪くない、可愛い可愛い康二が悪いの

向井「いつかAちゃんのこと押し倒してみせるからな！覚悟しとけよ！」

「うんうん。やっぱり、そういうところが可愛いんだよね康二って。」

その後忍び足でこっそりと、隣の部屋に戻った私たち

みんなぐっすり寝ていたけど、唯一起きていたさっくんとがっつり目が合ってしまったのが運の尽き

躊躇も遠慮もない大きな声で「おかえり！」と思い切り声を出されたことにより、数人が起きしまって
照に、2人纏めてこっぴどく叱られたのもまた良い思い出だったかもしれない

*