入居条件：Ｂ型

# B型は甘えん坊 T. ページ10

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✧そらちび様、大我くんしか勝たん様リクエスト✧
大我くんの甘々
纏めてしまい申し訳ございません；＿；
素敵なリクエストをありがとうございます♡

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大我「Aちゃーん」







お昼時
呑気に通販番組でも見ていたら、不意に声をかけられた








「あれ？今日、大学は？」

大我「金曜は授業ないの〜全休にしたくて授業とってない！」









意気揚々と話す坊ちゃんは、私が許可もしていないのに勝手に管理人室に入ってくる









「一応、女子の部屋なんですけど。」

大我「え？Aちゃんを女子って認識しなきゃだめなの？」

「もしかして坊ちゃんって道徳を知らない？」









私の嫌味にも屈することなく、部屋のコタツに平気で入り込んできた

寒がりの私は未だにコタツ民
コタツにみかんというお決まりのスタイルでぬくぬくだらけるつもりだったのに

いつの間にか坊ちゃんの子守りが始まっていたらしい









大我「ねぇねぇ暇だから遊んで。」

「いいよ、何する？」

大我「厨二病ごっこ！俺が悪魔やるから」

「ごめんついていけない。」









私がそう言うと、絵に描いたかのように頬を膨らませる彼

超可愛いけど、20歳超えた男性がやっているのかと思うと正直ドン引き








大我「幼馴染のさっくんなら遊んでくれるのに……」






可愛くて思わずほっぺをつんつんすると睨まれた









「さっくんさんとは今交流ないの？」

大我「うーんあるっちゃあるけど……あっちはもう社会人だからなぁ…」









聞くとその幼馴染の彼は、翔太と同じ会社に勤めているとか
何でも肌が弱いからそういう人向けの化粧品を開発中らしい









「ふーん、幼馴染ってことは家近所だったんだ？その人もこのアパートに来ればいいのにね〜」

大我「さっくんはO型だから無理。」







きっぱり答える大我くん








「あぁそういえば書いてあったね、アパートの門のところに……"入居条件：B型"だっけ？」









あの日、大家になることを知った日
アパートの前に立ち尽くしていた私に声をかけてくれたのは大我くんだった





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