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*





そんな、大我に引っ張られ屋上を出ていった2人

なんだかんだいって仲良いんだよな









「あっ。」
















1時間目の終わりを告げられる


それと同時に









「また、サボり?」





口は笑っているのに、目が笑っていない

そんな松村先生が、現れた







「松村先生、…………」





ボソッと言うと





「うん? なーに?」













満面の笑みを張り付けたような顔で聞いてくる


つまり、恐怖



私が、ひるんでいると







「Aさんはここで、何してるのかなー?」





さらに、追い討ちをかけてくる先生


ちなみに………見れば分かることを聞いてくるとき

それは、つま怒っている









「……………………さ、ぼり?」






私が、一生懸命答えると





「他の皆は、何してんのかな?」





またもや、質問





「……授業…………?」

「へぇー、分かってるんだ。」










嫌味ったらしく言う、松村先生


怖いですよ









「はぁ、何回言えば 分かんだよ……………。サボるなって。」







松村先生が、呆れたように ため息をつく






「だって、授業 受けたくないんで………」

「なんで?」

「めんどくさいから。」

「バカ。」







松村先生からの軽い暴言にも、耐え

先生と2人でベンチに座った



「さっき、樹たちとすれ違ったんだけどあいつらと一緒にサボってたの?」







私の隣で、まるで子犬みたいに
可愛い顔して聞いてくる、松村先生





「いえ……。違いますけど?」







私が答えると




「だよな…………良かった……………」





と、安心している

………………それって、つまり






「先生、嫉妬?笑笑」

「は?何で、お前の事で嫉妬しなきゃなんないんだよ。」

「明らかに顔に出てるよ?」

「お前、うっさいっ!」






またもや、照れてる先生







「Aって、調子に乗るとタメ語になるよな?」

「えっ、ほんと」

「ほら、今も。」

「あっ……………すみません。」





無意識だったなーと思って、謝ると







「いいって、別に。それに 俺たち仲良いんだからタメ語の方が、俺は いいなー」






って、笑いかける



そんな、あなたの笑顔に私が勝てるわけがなくて

恥ずかしくて、目を逸らした





*

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Moana(プロフ) - 切なくて胸が苦しくなりました、、、。 (2020年5月27日 3時) (レス) id: f11ef5156d (このIDを非表示/違反報告)
なまりょこ - 泣いてしまったぁ……(いい小説 (2020年2月24日 4時) (レス) id: b59d8b383c (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - 無理、もう、切なすぎて、無理.......素敵な作品に出会えました。ありがとうございます。 (2020年2月23日 0時) (レス) id: ba47fd021b (このIDを非表示/違反報告)
むっく - すごく感動しました。切なすぎます。文字の一句一句から泣けてきます。感動をありがとうございました。 (2015年8月28日 19時) (レス) id: ae69d59b6a (このIDを非表示/違反報告)
くるくる(プロフ) - 感動しすぎて切なすぎて泣きすぎました。素敵な作品ありがとうございます。 (2015年8月22日 1時) (レス) id: d9e44fa14c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:FON | 作成日時:2015年7月11日 11時

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