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*
また、いつも日々と変わらないんだけど
授業が、つまらない
でも、サボるわけにはいかなくて
松村先生に、庇ってもらったから
私的には、留年で構わないんだけどね
それからの毎日というもの、休み時間も暇で、授業中も暇で
でも、お昼は
「また、来たの？」
先生といれるから、別にいい
「 うん………いつものことじゃん。 」
「 寂しいやつだなー 」
「 うるさい。 」
松村先生と少し話せば
授業が暇だろうが、休み時間も暇だろうが
そんなの
全部、吹っ飛んじゃう
「 じゃあ、また来るね 」
保健室を出て、午後の授業に臨む
また休み時間になって、寝ている私
「ねぇ、森本さん？」
目線をあげると、5人の女子がいた
なんで、こんなにいるのか
よく分からなくて
「 ……えっ、と 」
戸惑っていると
そのうちの１人が、私に話しかけてきた
「もう、サボるのはやめたんだ」
ニコッてされるから
嫌味には、聞こえなくて
むしろ、褒められているように感じて
「 うん 」
笑顔で答えてしまう
すると
また、もう１人が話しかけてきて
「でも、保健室には通ってるんだ」
彼女たちの醸し出す雰囲気は
なんだか、とても怖くて
「 うん、まぁ………、 」
曖昧に言うと
「 じゃぁ、もう……抱かれた？」
笑いを含んだ言い方
私がまだ、抱かれてないって知っているよう
「 いや、まだ………」
怯えていると
「 いい加減さー、分かったら？松村先生の気持ち。 」
その言い方には、刺がある
「 気持、ち？ 」
「抱かれないってことは、興味を持たれてないってことでしょ？」
「それじゃぁ、松村先生を可哀想だよ。」
「女としての魅力のないやつに、そばにいられても。」
彼女たちは
容赦なく、私に言葉をぶつける
「これからの自分の行動に気を付けることね。」
そうして
女子たちは、帰っていく
私は、１人呆然と 佇んでいた
あの日から、私の足が保健室に行く回数は、明らかに減っていった
迷惑、だったんだ……
考えてもいなかった、松村先生の気持ちなんて
*
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Moana(プロフ) - 切なくて胸が苦しくなりました、、、。 (2020年5月27日 3時) (
レス) id: f11ef5156d (このIDを非表示/違反報告)
なまりょこ - 泣いてしまったぁ……(いい小説 (2020年2月24日 4時) (レス) id: b59d8b383c (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - 無理、もう、切なすぎて、無理.......素敵な作品に出会えました。ありがとうございます。 (2020年2月23日 0時) (レス) id: ba47fd021b (このIDを非表示/違反報告)
むっく - すごく感動しました。切なすぎます。文字の一句一句から泣けてきます。感動をありがとうございました。 (2015年8月28日 19時) (レス) id: ae69d59b6a (このIDを非表示/違反報告)
くるくる(プロフ) - 感動しすぎて切なすぎて泣きすぎました。素敵な作品ありがとうございます。 (2015年8月22日 1時) (レス) id: d9e44fa14c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：FON
| 作成日時：2015年7月11日 11時
