# ソファでxxx ページ23
*
「 ねーねー舘様 ､ 何やってんのー！ 」
私の大声が響く午後1時
部屋には、私と彼の2人きり
それなのに、どうして私はこんなにも暇なのだろうか
宮舘「 ブログ。 」
「 私が居るのに？構ってよ！ 」
スマホ片手に写真選びに夢中なのは、この家の主である舘様
酷い、酷すぎる
こんなにも可愛くてスタイル抜群で皆にも愛されるような紅一点
こんな仕打ちをされていいものだろうか
宮舘「 これ終わったらね。お昼ご飯も食べたんだし、テレビでも見てて待っていてよ。 」
そう言うと彼は、面倒くさそうに私に背を向けた
ソファへと向かって、足を組んでゆったりと座る彼
えー本当に構ってくれる気ないじゃん
ついさっきまで雑誌の撮影をしていた
特集の名前は、【国王と国民と姫】
さっくんも交えて3人での撮影だったんだけど、終わった途端アニメがうんたらかんら叫び出して速攻帰っちゃって
午後から暇だったから、彼の家にご飯を食べに行ったんだけど
「 ねぇー！！涼太くーん！ 」
何で構ってくれないの
その思いを伝えるように、急いでソファへと向かうと彼の膝の上に対面座位の形で座った
スマホを強制的に退かして、ぎゅっと抱き締めればその胸に彼の顔が当たる
宮舘「 ……姫、これは何？ 」
「 構ってちゃんアピール。 」
宮舘「 はは、邪魔だなぁ。 」
さらりと塩対応されてしまえば、簡単に病んでしまう
彼は私からそっと避けると、私の体を持ち上げ自分の身体に私の背中が当たるように
今度は背面座位に座らせた
「 あれ？涼太くん今日はそんなガツガツしてないんだね 。 」
宮舘「 俺、そんないつもガツガツしてる？ 」
「 そうじゃないけど……。ほら、この前は結構強気で来られたから。 」
ラウールについて深く聞かれたあの夜
びっくりするからい、雄だった彼
涼太くん呼びを強制されて結構燃えた日だった
宮舘「 姫は、追いかけられると嫌がっちゃうタイプかなって思って。 」
彼は私をぎゅっと抱きしめると、その首に顔を埋める
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作者名：FON
| 作成日時：2020年7月3日 6時
