04:帰り道 ページ6
*
「緑谷くん、指大丈夫?」
緑谷「あ、だ、大丈夫だよ!」
ニコニコしてる緑谷くんを見ると何故か元気がでる私。
そういえば、緑谷くんって爆豪くんと仲良いんだっけ??
中学より前から知り合い、とか??
え、そしたら色々聞きたいなって。
「緑谷くんって爆豪くんと中学から知り合いなの?」
緑谷「えっと、かっちゃんとは小さい頃からずっと一緒なんだ。」
かっちゃん...?めっちゃかわいいあだ名だな。
呼んでみようかな!!
「そうなんだね、爆豪くんのこと色々知りたいなって思ってさ。色々聞きたいんだけど、いい??」
緑谷「宿一さんはかっちゃんに沢山アピールしてるもんね」
そういってニコッと笑う彼に、ちょっとドキってしながら話を聞く。
保健室からでてからも沢山話をしてたけど、そこから飯田くん?と話をし始めていたので、バイバイと言ってから、帰ろうとする。
あれ??爆豪くん、かな?
どうしよ、話しかけようかな。うーん。迷う
あんまりしつこすぎてもダメなんじゃないかなと、緑谷くんに注意されたばっかなんだよな...。
でもここで話しかけないと、もうチャンスないかもしれないし…。
いや、やめとこう。うん。
とか言っといて体が勝手に爆豪くんの方に行ってしまうのですが。
爆豪「あ?」
爆豪くんの目の前で止まると、爆豪くんがこっちを見る。
いや、見られてるよ。恥ずかしい...
もじもじとしていると
爆豪「なんだよ」
「あ、えっとその」
爆豪「あ!?なんだって聞いてんだよ」
あからさまに怒ったような声を出す彼。
「えっとあの!一緒にかえり、ませんか!!」
爆豪「は?」
拍子抜けたような顔をした爆豪くんが面白くて、くすっと笑うと急にまじまじと顔を見る爆豪くん。
「えっ、な、なに?」
爆豪「なんでもねぇよ」
と言って歩き出す爆豪くんにくっついていく。
これは一緒に帰れたってことでいいんだよね?
「爆豪くんはさ、」
爆豪「んだよ」
「やっぱいいや」
爆豪「そーかよ」
緑谷くんのことデクって呼んでて、気になったから聞こうと思ったけど、やっぱり怒られそうだからやめとこ。
まったく話が進まずだけど、一緒に帰れて幸せだなって。感じですね。
「ばいばい、爆豪くん」
爆豪「ん」
「なんか今のなんかすっごいドキドキした。」
爆豪「意味わかんねぇ」
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作者名:林檎の華 | 作成日時:2019年9月30日 23時