traveler269 ページ29
沖矢｢どうしたんですか？警察官であるあなた方がそんなに取り乱して。｣
コナン｢昴さん！？｣
本当はなんでここに居るんだとか、どうやって入ってきたとか聞きたいことは山ほどあったが今はそれどころじゃないし、ちょうど伊達さんだけじゃ無理だと思ってたところだからありがたかった。
昴さんにも事の成り行きを説明しようとしたその時、後ろから俺を呼ぶ声がした。
この声は蘭じゃない。
ましてや少年探偵団でも園子でもない。
声がした方に振り向けば負傷した灰原が立っていた。
コナン｢灰原！！｣
駆け寄ると足から力が抜けて俺の方に倒れ込んできた。
それを支えるとまるで懇願するように縋る灰原。
灰原｢お願い江戸川くん…助けて……。｣
コナン｢安心しろ！！今すぐ避難所に……｣
灰原｢違う！！私じゃなくてAが……Aが……。｣
灰原の口から出た名前にやっと気がついた。
そう言えばAさんの姿が見当たらない。
緊急性を察したようで伊達さん達も駆け寄ってきた。
灰原｢Aが私を助けるために瓦礫の下敷きになって身動きが取れなくなってしまったの！！｣
沖矢｢�堯�？それは本当か！？｣
灰原｢ーーーっ！！何故貴方がここに……いえ、それより……何とか上の階から2階まで降りてくることができたんだけど途中で上から瓦礫が降ってきて、私を助けることを優先したらA代わりに……。それで……それで……。｣
伊達｢慌てなくていい。ゆっくり教えてくれ。正確な情報が欲しい。｣
灰原を落ち着かせる伊達さん。
灰原はそれを聞いてひとつ深呼吸をした。
灰原｢場所は2階の階段入り口。私が駆け出す前は意識があって、”大人の人を呼んできて欲しい”ってお願いされたの。｣
萩原｢2階の階段入口だね、そこにAはいるんだね？｣
松田｢行くぞ！！絶対助ける！！｣
沖矢｢私もご一緒しましょう。瓦礫をどかすとなると人手が必要でしょう。｣
コナン｢昴さん、俺も！！｣
沖矢｢いえ、君にはほかの重要ミッションをお願いしたい。｣
コナン｢重要ミッション？｣
昴さんはそう言うと灰原の前にしゃがみ込んだ。
沖矢｢Aは必ず連れて帰る。約束しよう。君はこのまま坊やと避難所に行って足を治療して貰いなさい。｣
目に入る見るに堪えない痛々しい足のキズ。
灰原のやつこんな足でここまで1人で……。
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癒し系猫 - 作者様！真澄じゃなくて真純ですよ！ (2021年3月21日 10時) (
レス) id: 5f340e67e1 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもち(プロフ) - 273話の自分サイドの上から２行めの全身が前進になってます (2020年6月1日 18時) (レス) id: b64abaedd3 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 362話の次も362話になってますよ (2018年12月10日 17時) (レス) id: bf2ef6660f (このIDを非表示/違反報告)
奏 - んぁぁぁぁ!!更新待ってました!!いろんな人の心配(デレ)で顔ゆるみました。警察学校組と哀ちゃんとキッドが最高過ぎます･･･ (2018年12月9日 21時) (レス) id: bf2ef6660f (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - やったぁ♪♪ 最新してる。夢主も目を覚ましたし。キットが何故か見舞いにきているし……アンケートはまさかの結末だった (2018年12月9日 21時) (レス) id: d271bd57c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずポン酢
| 作成日時：2018年11月11日 17時
