traveler37 ページ38
ー萩原sideー
萩原｢さて、コレはどうするべきか…。｣
俺は今そこそこ重要な出来事と遭遇していた。
挨拶に失敗した次の日からAちゃんにお願いして、起こしてもらうのが習慣になった。
なんせ、目覚まし時計がないもんで、それしか方法がないからだ。
その日から毎日、玄関先まで見送って“行ってらっしゃい“を言っている。
もちろん今日もそうだったのだが、その挨拶を済ませて、Aちゃんが家を出ていく姿を見送って、
リビングに戻ると机の上に置かれていた茶封筒。
申し訳なく思いながら中身を見てみると、なにかの資料のようだった。
これはあれだよな？
Aちゃんの大切なもので、忘れて行ってしまったってやつだよな？
急いで玄関を開けてみたものの、そこには既にAちゃんの姿はなかった。
何とかしてあげたいけど、残念なことに俺にはAちゃんの就職先が何処にあるのか分からない。
1駅とは言ってたけど、その1駅が西か東か、はたまた北か南か全くわからないのだ。
どうしたものかと悩んでいると、固定電話が鳴った。
因みに俺はこれには出ない。
訪問者を伝えるチャイムも同様。
いわゆる居留守だ。
“どうせ日中にかかってくる電話やチャイムはどうせ勧誘系の面倒なやつだから出なくていい“とAちゃんに言われている。
“重要な内容の電話は携帯にかけてくるように身の回りの人に伝えているから、固定電話にかかってくる電話はろくでもないものしかないから！！“と言った時のイラついた顔は今でも覚えてるwwww
まあ、そんなこともあって日中はしっかり留守電モードになってるので、俺は無視を決め込む。
聞いたことある定型文を喋るロボットボイス。
大抵の電話は留守電の“ﾋﾟｰ“という音の前にきられるが、今回は違った。
ﾋﾟｰ音のあとに聞こえてきたのはここ毎日聞いている可愛らしい女性の声。
『研二さんいる？ちょっと緊急事態！！今だけ電話出て！！』
Aちゃんの切羽詰まった声、なんの要件か嫌でも気づいた俺はすぐに受話器をとった。
萩原｢Aちゃんが聞きたいのは茶封筒のことかな？｣
『わっ！！ビックリした……って研二さん、そう言うってことは！！』
萩原｢うん。手元にあるよ。机の上に置きっぱなしになってた。｣
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ゆずポン酢(プロフ) - 命亜さん» あぁ！！本当ですね！！修正します！！ありがとうございます！！ (2022年5月16日 21時) (
レス) id: 94bbff69b5 (このIDを非表示/違反報告)
命亜 - 7話なんですけど、花、米、町じゃなくて米、花、町では？ (2022年5月16日 20時) (レス) @page8 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
reia(プロフ) - くさん» だったら、夢小説自体読まなければいいんじゃないですか？それに、わざわざ言う必要あります？書かれていないのを見つけてそれで満足しておけばいいじゃないですか？ (2022年3月25日 0時) (レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
く - 内容がどんなに面白かったとしてもwを使う書き方はまじで無理小説読んだことないの？って思う (2020年7月17日 15時) (レス) id: a025419695 (このIDを非表示/違反報告)
米つぶ(プロフ) - 36話同僚のセリフ「一世一隅」ではなくて「千載一遇のチャンス」では？ (2018年10月15日 3時) (レス) id: 1dae318618 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずポン酢
| 作成日時：2018年7月14日 15時
