【名探偵コナン】夏色traveler

traveler24 ページ25

結局、私が研二さんに書いたのと同じことを書いてもらった。




夕食を食べるまでに時間がかかりすぎってか？




それについては触れるんじゃねぇよ！！




デリケートな問題なんだ！！




萩原｢いただきます！………ってなにこれ！！美味っ！！｣




『口にあっなら、何よりです。』




研二さんは凄い食べっぷりで見事に完食してくれた。




あそこまでいい食いっぷりされると、作ってよかったって思う。




あれだよ、“いっぱい食べる君が好き〜♬“ってやつだよwwww




手早く洗い物してお風呂に入ってこようかな〜？と思ってたんだけど、研二さんが“洗い物ぐらいさせて“と言ってきたので、甘えてしまった。




昨日はシャワーで済ませちゃったけど、やっぱり湯船に浸かりたいよね〜。




“ほぅ“と軽く息を吐くと肩の力が抜けていくのがわかった。




それにしても、なんか現実味がないなぁ…。




何の変哲もない日常を過ごしてきたはずなのに、突然風呂場に現れた身元がわからない男性。




その男性はなんと、異世界の住人で、ここに来る直前まで命のやりとりをしてたとか…。




帰り方もわからない、帰る場所もない……そんな彼を私が引き取りまさかの同居生活スタート。




何も知らない第三者が聞いたら“頭、大丈夫？“とガチめに心配されるやつだね。




研二さん、今はこの世界に興味津々で楽しそうにしてるけど、絶対帰りたいと思ってるよな。




本来ならば、ここに来るはずがないんだから！！




神様のいたずらかなんか知らないけど、私と彼は一生出会うはずなかったのに、何がどうなったのか、彼が元の世界に帰るまで一緒に暮らすことになったのだ。




彼がいるべき世界は“名探偵コナン“の世界であって、ここじゃない。




そもそもこっちに来てしまったことで彼は向こうの世界でどうなってるんだ？




あと、彼の話によれば来る直前、爆発に巻き込まれてる。




考えたくはないが、死亡フラグなんてことも……。




もし……あって欲しくはないけど！彼が死んでしまったとしよう。




そうなった場合、そもそも彼は帰ることが出来るのか？




『はー……ダメだネガティブになってる……。』




考えても仕方が無いことはわかってる。

traveler25→←traveler23

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す