traveler19 ページ20
萩原「Aさん、食べるの決めた?」
『あ!!えっと、一応。』
萩原「はやっ!!俺、悩んでるんだよな〜。」
どうやら見られている本人は女性達の熱い視線や、褒める言葉などには気づいていないようだ。
まぁ、当事者って総じてそういうもんだよね。
私たちの番が回ってきても決められなかった萩原さんは結局追われるようにして無難な量があるものにしていた。
『では、早速いただきまーす。』
萩原「偉いねAさん、ちゃんと言うんだ。んじゃ俺もいただきます。」
席に戻ってやっとお昼ご飯にありつけた。
断じて食い意地が貼ってる訳では無い!!
単純にお腹がすいてるんです!!
2人で黙々と食を進める。
萩原「あ、そうだ。俺、思ったんだけど、これからAさんと一緒に暮らしていくわけじゃん?」
『えぇ、そうですね。』
萩原「んじゃあさ、その”萩原さん”って言うのと敬語やめない?」
『はい?』
萩原「だってさ、これから長くなるかもしれない生活でずっと”さん”付けで敬語って疲れない?あと、俺がやだ。」
『いや、萩原さん年上みたいだし…』
萩原「そんなの関係ないって!!俺、”Aちゃん”って呼ぶから、Aちゃんも名前で呼んでよ!!」
『おっと!?ビックリするスピードで話が進むぞ!?』
萩原「一緒に暮らすなら仲良くしたいし、”さん”付に敬語って距離があってやだ。なんて言うの?一線引かれてる感じ?」
『あの、私と会話が成立していないことに気づいてますか?萩原さん。』
萩原「だから、それ!!」
萩原さんって意外と押しが強いな。
それに、なんか駄々をこねる子供みたい。
でも、言われてみれば萩原さんが言うことも一理ある。
まぁ、萩原さんいい人だし、ここは少し馴れ馴れしく行ってみるか。
『はいはい、わかった!!んと、名前だっけ?流石に呼び捨てはな……研二さんでもいい?』
萩原「あ、いい!!その感じ好き!!」
『あ、気に入って頂けたなら何よりです……』
この人が納得したならいいや…それ以外にいうことはあるまい。
研二さんと一緒にいる時間は結構楽しくて、体感時間が早く感じた。
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ゆずポン酢(プロフ) - 命亜さん» あぁ!!本当ですね!!修正します!!ありがとうございます!! (2022年5月16日 21時) (レス) id: 94bbff69b5 (このIDを非表示/違反報告)
命亜 - 7話なんですけど、花、米、町じゃなくて米、花、町では? (2022年5月16日 20時) (レス) @page8 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
reia(プロフ) - くさん» だったら、夢小説自体読まなければいいんじゃないですか?それに、わざわざ言う必要あります?書かれていないのを見つけてそれで満足しておけばいいじゃないですか? (2022年3月25日 0時) (レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
く - 内容がどんなに面白かったとしてもwを使う書き方はまじで無理小説読んだことないの?って思う (2020年7月17日 15時) (レス) id: a025419695 (このIDを非表示/違反報告)
米つぶ(プロフ) - 36話同僚のセリフ「一世一隅」ではなくて「千載一遇のチャンス」では? (2018年10月15日 3時) (レス) id: 1dae318618 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2018年7月14日 15時