【名探偵コナン】夏色traveler

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『さて！！これで疑問は解けましたね！！ではそろそろお出かけの準備に戻りましょう！萩原さんにはまだまだ変身して貰いますからね！！』




萩原｢え！？変身ってどういうこと！？ちょっと！！Aさん！？｣




パンッと1回手を叩いて、空気を変える。




私達にしんみりしてる時間はないのだ！




萩原さんの手を引きリビングに戻って、そのまま萩原さんをソファーに座らせた。




『萩原さん、ちょっと髪の毛いじってもいいですか？』




萩原｢へ？あ、うん。いいけど…。｣




”失礼しまーす”と言ってそろっと髪の毛に触れた。




うわっ！！柔らかい…しかもサラサラ！！




なんだこれ！！女の子の髪の毛だよ！！




ブラシで丁寧に髪の毛をとかして、ある程度形を整えたら、ゴムで後に1つで結う。




いえーい、尻尾髪(笑)ぴょん！ってしてて可愛い♡




『完成ー！！あとは腰にこのシャツを巻いて、机の上のキャップを被ってくださいね。では、次は自分の準備してきまーす！！』




さて、急がなくちゃ！！女子は男子よりも準備に時間がかるんです！！




〜数十分後〜




『すいません！お待たせしました…！？』




既にキャップを被って私の指示した通りの格好になっていた萩原さんを見て私は固まってしまった。




だって…だって…！！めちゃくちゃカッコイイ……！！




つか、足長！！腰細っ！！筋肉も程よくついていてスタイルめちゃくちゃいい！！




ゑ！？私、この人の隣に立つの！？




オシャレしなかったよ！！




黒のタンクトップに半袖のチェックシャツ羽織ってホットパンツ。




うん、シンプル・イズ・ベスト！！




萩原｢全然待ってないよ！むしろ、もうちょっとかかると思ってたくらい。｣




『(性格までイケメンか！？)では、行きましょうか。目的地のショッピングモールは電車で15分のところにあります。ここ周辺のことも覚えた方がいいと思うのでまぁ、ゆっくり行きましょう。』




忘れずしっかり戸締りをしてから萩原さんにここ周辺にあるものを説明しながら2人で駅に向かう。




萩原｢なんか、不思議だな…｣




『と、言いますと？』




萩原｢俺は別の世界から来たっていうのに街並みっていうの？この世界にあるものや、建物の作りとか、俺の世界と全く大差なくて、本当に違う世界に来たのか疑いたくなるレベル。｣




あぁ…そういう。




そりゃそうでしょうね、”名探偵コナン”はまさに現代の話だもんな…。

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