ブーケの行方（青）

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「なんか持ってくもんあるん？」

『特にないよ』

「買い物系？遊ぶ系？」

『どっちでもないかな・・・』

「ほーん？」

『知りたい？』

「んや？知っといてほしいならAから言うやろ？言わないってことはサプライズってことやん」

『まあ、そうね、サプライズ、、』

サプライズ・・・には違いないんだけど、、



章ちゃんなら、わかってもらえると思うんだよね。
引かれる可能性もあるけど、きつと章ちゃんなら。。






「よし！レッツゴー！何方面行けばええの？」

『とりあえず高速です。』

「お、これは温泉か避暑地やな！」

『どうかな〜』


章ちゃんのでっかい外国の車に乗る。
残念ながらしばらくは後部座席ですけとね。


スマホから音楽とばして、章ちゃんはずっと鼻歌を歌ってる。



１個目のPAで助手席に移動した。


『大丈夫？疲れてない？』

「ぜーんぜん！夜Aチャージしたしー、今も一緒におるからずっと元気やわぁ！」

むふふって笑うけど、夜みたいな色はなくて、かわいい。


本当に明るくて素敵な人だよなぁ



なんで私なんかと、、

「A？余計な事考えたらアカンよ？」

ほらすぐバレちゃう。



『違うよ、章ちゃんは本当に素敵な人だなって改めた思ってただけだもん』

「そー？
Aもめちゃめちゃ素敵な女性やで？
ずっと一緒にいてほしいって思っとるよ？」

『ふふ、ありがとう。。』



もしこれが最後になったとしても、きっと後悔しないと思う。
そんな恋を、恋愛ができてる。奇跡なんだ。

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