CALL MY NAME２（黄） (ページ43)

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恋と愛（side黄）ページ43

何も言えんくて俯いてると、すばるくんが頭をぽんぽんてしてくれた

「俺は亮とAが一緒にいるほうがしっくりくるし
同じようにヨコには別の人がおるんよ。

誰か悪いとかやないねん。」

「やから今回のことも誰が悪いとかやないねん。

今度こそ自分の気持ちに嘘つかんでおれ。」

「···ありがとう。。」

すばるくんの言葉は遠慮もなくぶっきらぼうに聞こえるけど
芯が通った真っ直ぐなもんやから
誤魔化したり嘘ついたりもせんから
茜も多分、カタチがなくても付いていけるん。

「急展開っちゅーのは難しいかもしらんから気長にな。

気長の先に結婚かあるとええなぁ。俺仲人な。乾杯の挨拶したるわー。」

「なんなんよ、、」

アカン、目頭熱なってもうてる。

「泣いてもええよ。男同士のヒミツにしたるわ」

「··すばるくんが言うと変な意味に聞こえんねんけど」

「あぁ？！」

「怖いから凄まんでよぉ…」

「あー、昔のこと思い出したら俺も茜チャンに会いたくなったし今日乱入したろかな。」

「·····」

「今日は？なんかあんのか」

「バイトとスタジオ」

「そか。俺仕事やから一緒に出るか」

それから出かけるまで若干気まずさあってんけど、
すばるくんのことやっぱ好きやなー···

ほんま、俺の憧れやねん。