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だけど今夜は一緒にいられない ページ5
「もう着いてしまったね」
遠回りしてもあっという間に家の前。
「一緒におりたいんやけど、明日朝早いんよ、やからまた来れる日連絡するな？」
今夜は一緒にいられないんだ、なんだ……
でも仕方ないよね
『うん、連絡待ってる』
「ちゃんと鍵するんよ？」
『うん』
「···ほれ、そんな寂しい顔せんで？？
笑ってる顔が１番可愛いんやから！」
また一緒にいられる嬉しさと、今日は一緒にいられない寂しさが、同時に押し寄せてきて、定まらない。
「じゃあまたな？おやすみ、バイバイ」
笑顔で手をふる章大
名残惜しいけどドアを締める。
玄関に亮の影を見た気がする
それを無理矢理消し去った
章大、戻ってきてくれた
怖じ気づいた、なんて…
あの日私は章大といるって言ったのに。。
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作者名：アイハ | 作成日時：2021年2月2日 21時
