CALL MY NAME２（黄） (ページ15)

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安心する声ページ15

シャワー浴びてメイク落として
お湯を沸かして紅茶を淹れた
久しぶりにちょっと高いの買ったんだ。

テーブルにコトンとマグカップを置いて、低い天井を仰いだら、また見えたのは亮の面影で。
はいはい、もう、観念しますよ……

「もしもし」
『裕、ごめんこんな時間に』
「ええけど、あ、ちょお待って、」

ガサガサ音がして、

「充電器さしたわ」
『ごめん』
「ん、かまへんよ。」

こうやって昔よく電話した
最初の頃は電話中に無言になることにすら緊張してたのに、今は繋がったまま他のことも出来ちゃう
それだけ今のほうが距離は近い

「なんかお前と電話するん久々やな」

『そうだね。。なんか、うん』

「なんやねん」

『裕の声は安心するなーって、思っただけ。』

「なぁにアホなこと言ってんねん。多方面にどつかれるわ」

『何多方面て』

「んや、まあこっちのあれや。」

なんよそれ。

『さっきね、すばるくんにカツ入れられた』

「なんそれ怖っ」

『すばるくんて、凄いね』

「···そーか」

『裕は教えてくれなかったこと、なーんも隠さず全部、オブラートもなんも無しで教えてくれた』

『だけどそれはヨコの優しさだから汲んでやってって』

『なんか、、目が冷めた、気がする』

裕は無言で聞いてくれてて。