恋人、仲間 ページ12
渋「茜あとはヨロシク」
すば るくんはそう言って、茜にお代と私を託して帰っていった。
「ちょっと、びっくりしすぎて何から話そうね、これ、、」
茜も同じように動揺していて。
現役の頃は軽い噂だろって感じで受け流していたのはもちろんだけど、
手が回ってこないようにガードしてくれていたんだきっと。
合宿で裕が異様に警戒していた訳も、やっと知ったわけで。
『ごめ、巻き込んで…』
「ほんとかウソかなんてわかんないよね」
『うん…でも、、女のカンて当たるじゃんね』
『う"ーーー、ん"ーーー····』
『わたし遊ばれた、かな』
「んー、、、なんとも言えんが」
『ん"ーーーーーーーーーっ』
テーブルに打ち付けたおでこが痛い。
これは現実だ
泡がへたれたビール、グラスの汗がキラキラして切ない
二人してしばらく無言で
ちびちびビール飲むけれど酔える感じはしないし、なんなら味もしない
「Aさ、
ヤスのこととか錦戸のこととかを抜いて、聞いて?考えて?
現役の頃からさ、Aはよこちょと付き合って、、
別れてもいい関係できたじゃん?
いつも信ちゃんもすば るくんも
丸ちゃんも大倉も、一緒にいたじゃん」
うん……
「すば るくんたち卒業しても、うちらが卒業しても、変わらなかったね
一生付き合える仲間、じゃん?私はそう思ってるんだよ」
「よこちょと何話したかはわかんないけど、
よこちょも、錦戸も、すば るくんも、同じこと言ってるの?」
『うん。。』
「一生付き合える仲間が、Aを助けようとしてくれてるんじゃないのかな」
「恋愛云々抜きにして、だよ」
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作者名:アイハ | 作成日時:2021年2月2日 21時