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『A、お前は弱い』
ゆっくりと近付いてきた父上は隆平の横を抜けると私達に近付いてきた
『弱い故に強くなれと言ったはずだ。手段は選ぶな、殺せる相手は迷わず殺せと』
「こ…殺せと…貴方が…」
『覚えているかな、貴様が娘に成りすまし始めた頃に家族を助けたであろう』
覚えている
大倉に初めて村へ連れていってもらった時
あの野蛮な男たちに酷い目にあわされていた家族
「…まさか……！」
『娘だったら気付いていただろうな、私の使いだと。あの店の娘も』
あの店の娘
店なんて1つしかない
大倉からもらった上着
大倉に買ってもらったかんざし
あの店
『みんな姫様の人が変わったと騒いでおるから聞き耳をたてたらまさか別人だとはな。本人の居場所は知らぬがまぁいい』
大「…なぜこんな事を」
『大倉よ…私はお前をとてもとても可愛がっておった…お前の家族が死んでここに招き入れてからは息子同然のように』
殿下が背中を向けると同時に
殿下の護衛は私たちを囲んだ
捕まったのは声を出すよりも先だった
怖い
助けて
丸「A様！…クソっ離せ！」
大「やめろ連れていくな！A様！」
2人がいくら叫んでも殴りかかってもビクともしない相手
私は恐怖で力が入らない
『まぁそう慌てるな、後からしっかりと合流できるさ』
狂ってる
こんなのおかしい
胸が苦しい
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温田(プロフ) - まるこさん» なんとか完結しました…！悲しい終わりにしたいけど、でも、、と悩んだ結果、バッドエンドもハッピーエンドも詰め込んでみました。。長い時間お付き合いありがとうございました！！ (2021年11月6日 22時) (
レス) id: 234b286837 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - 完結…しましたね😭過去が悲しい終わり方だったので現代では2人、幸せになれて本当に良かったです❤️連載お疲れ様でした😊 (2021年11月6日 21時) (レス) id: 882f735b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：温田 | 作成日時：2021年10月21日 19時
