13 ページ13
『将軍様、そろそろお時間が…』
村「もうそんな時間か、A、体には気を付けて。何かあったら何でも言うてくれな」
「…ありがとうございます。村上様もお身体には、」
村「わかっとる。明日には少しばかり国を離れるが元気に傷一つなく帰ってきてみせる」
あんなにガハガハ言ってた将軍様の優しい表情
たくましくゴツゴツした手が私の頬に触れると
髪に刺さったかんざしを1つ抜いた
村「お守り代わりに」
そう言ってかんざしに口付けを落とす
大「姫様、お時間です」
どこからともなくやってきた大倉が私の後ろから声をかける
村「そいじゃ、お土産買うてくるから」
と、手を振る将軍様に向けて深深と頭を下げた
「村上様、お気を付けて」
クラクラと揺れる頭
扉が閉まり、将軍様が出ていったことを確認すると体が勝手に崩れ落ちる
それを支えたのは誰でもない大倉で
大「まだ本調子では無いですから、無理なさらぬよう」
それだけ言って
目は合わせず
昨日の夜、月明かりの下の大倉とは別人のようで
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 69人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
温田(プロフ) - まるこさん» まるこさん、いつもありがとうございます(T_T)実は私もあまり得意ではない転生モノなので…ガチガチにならないようには気をつけてます！笑 ゆっくりやらせて頂きますが、今回もどうぞよろしくお願いします！ (2021年10月14日 18時) (
レス) id: 413ed48470 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - 転生モノ、アレ？私ついていけるのか？？と最初思ってましたが、読み進めていくうちにどっぷりハマっていました笑 早く更新されないかワクワクしています😊❤️温田さんの作品、ほんとに楽しすぎます🙌🙌 (2021年10月14日 0時) (レス) @page41 id: 882f735b0b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：温田 | 作成日時：2021年9月11日 1時
