大丈夫、キミが好きだよ。#2【orange】 (ページ11)

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お昼がすぎて、そろそろお腹空いたなって頃に

『メイドさん、休憩していいよ。』

って出された賄いはパンケーキと紅茶

結構本格的なカフェっぽいじゃん

そして美味しいじゃん

カシャ

とシャッター音が聞こえ、見るとそこに居たのはオオカミ男

丸「休憩中のメイドさん激写」

「盗撮とか趣味悪」

丸「こんな可愛いメイドさんいたら撮ってまうやろ」

よっこいせ、と隣に座るオオカミ男

毛が触れてこちょばしい

「オオカミさんも休憩ですか？」

丸「ん。お腹減ったぁ。1口ちょーだい」

食べようとフォークに刺しといたパンケーキ

横からペロッと食べるオオカミ男

無くなった私のパンケーキ

丸「なんかな、A目当ての客多いんやって。やから今だいぶ人減ったらしいで」

「そんなことある？」

丸「ある！…でもなぁ、なんか、うーん」

そう言って急に黙り込む

どこを見ているのか

ジーッとどこかを見つめて動かない

「でも、何？」

丸「…んふふ、秘密」

「なにさ気になるじゃん」

問い詰めると

丸「Aはやっぱり超キュート！」

毛むくじゃらの下でにんまり

やめてよ

恥ずかしいじゃんか