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丸「なぁなぁ、Aは家どこらへんなん?」
「向こうの方」
右を指さす
正直よくわかってない
どこがどこの地域なのだろうか、わかってない
丸「ほぉ、僕もあっちやで。でもちょっとあっち」
私のピンと伸びた腕に重ねた隆平の腕
ほんの少し、10度くらい左斜めに向いている
「電車?」
丸「んーん、徒歩」
「私も徒歩」
丸「じゃあ一緒に帰る?」
返事しないでも、もう同じ方向に向かって歩いているのだが
「いいけど、私家に帰らないよ」
丸「え、どこに帰るん?」
「隠れ家」
家に帰りたくないからね
なんて言葉は飲み込んだ
丸「隠れ家かぁ……」
何を考えているのか
どこか遠くを見ている
クルクルの髪の毛が目に入りそうだ
「隆平も来る?何もないけど」
丸「ええの?!」
嬉しそうな笑顔
よく知らない男の子にこんな安心を感じるのは
よく知らない男の子と並んで歩くのは
隆平へ感じるこの落ち着きは
お金に変えたらどれくらいの値段になるだろうか
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温田(プロフ) - まるこさん» ありがとうございます!できるだけ毎日更新を心がけております(;▽;)ロング小説になりそうな予感ですがよろしくお願いします…! (2021年3月5日 7時) (レス) id: 413ed48470 (このIDを非表示/違反報告)
まるこ(プロフ) - あぁ〜!ダメです!続きが気になってしまいます!笑 更新待ってます(^^) (2021年3月5日 0時) (レス) id: 882f735b0b (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - はい! (2021年3月1日 7時) (レス) id: a74bdcb86f (このIDを非表示/違反報告)
温田(プロフ) - えむさん» ありがとうございます〜!( ;∀;)まだまだ終着点が見えませんが、ぜひお付き合い頂けると嬉しいです…! (2021年3月1日 7時) (レス) id: 413ed48470 (このIDを非表示/違反報告)
えむ - この話めちゃくちゃ好きです!!更新楽しみにしてます!! (2021年2月28日 22時) (レス) id: a74bdcb86f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:温田 | 作成日時:2021年2月21日 22時