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We are what we repeatedly do ページ22

階段をあがり、重厚な扉の前に立つ
ICカードをかざした友永は、そのままその中へと入っていった

『どうされました?』

「このままこの中に進んだら、
主人には中では会えないのでしょうか?」

『そうですね...この扉は限られた人間しか
開くことは出来ないので。どうされますか?』

「そうですね...せっかくなので行かせていただきます。主人には、内緒で」

『凛さんも、悪い人ですね』

その笑顔は、気持ち悪くて不気味だった

________

バーは、カウンター席のみとなっており
バーテンダーが1名いるだけのなんてことの無い店内

全体が大理石で出来ており、
とてもここで密売が行われているとは思えないが
隠された秘密の場所はここで間違い無さそうだ

《いらっしゃいませ。何を飲まれますか?》

『ジンバックを頂こうかな?凛さんは?』

「同じものを」

手際の良いバーテンダーの手先を見つめていると
掬われた髪の毛

『こんな綺麗な女性を寂しい思いをさせるなんて』

「まあ、主人も今が一番楽しい時なんだと思います。でも今日こうして、友永さんとこんな素敵な場所で共に時間を過ごせるなんて光栄です。さあ、今日は飲みましょう?」

気を良くしたのか、ぐびぐびと
飲み進める友永を見下すように眺める

「あの、失礼かも知らないんですけど、
空間デザイナーとして花咲きはじめたのって最近のことだと思うんです。何かきっかけとか?」

『あぁ、きっかけはグッドスペース賞です。
それを受賞してから、仕事が舞い込むようになって。特に、今はIOSカンパニーが手がける事業の内装をタッグを組んでやらさせて頂いてるんです。それが面白いように儲かって』

「稼ぐ男。私、好きです」

友永の膝に手を置いてぐっと距離を縮める

「私も小遣い程度でいいので、ぱぁ〜と遊べるお金が欲しくて、、なんかないですかね?」

『凛さん、イケナイことって好きですか?』

「なんですか?その質問...詳しく聞かせて?」

『分かりました。席外してくれるかな?』

そう言ってバーテンダーを退出させた友永

絶好のチャンス到来だ

『覚せい剤...どんなものか分かるよね?』

「はい、」

『それをここで売買する。
小遣いどころか、別荘まで建てられちゃうかもしれない。凛さんも、一緒にやってみない?』

撫でられた太ともはもう鳥肌で限界で
その手を取って、ぐっと引き寄せ

「触んな、変態オヤジ。」

ヒールの先端を股間目掛けて思いっきり蹴りを入れた

We become what we think about→←Speech is silver, silence is golden



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oyasumiico(プロフ) - ゆかぴさん» 返信遅くなって申し訳ありません!久しぶりに更新させて頂きました!ノロマ更新になるかと思いますが、、是非読んでくださると嬉しいです^^ (2019年7月15日 23時) (レス) id: 0e4319e8c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかぴ(プロフ) - これは更新されないんですか?面白いです (2019年6月7日 9時) (レス) id: 5eaf1cb74a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:oyasumiico | 作成日時:2018年9月4日 0時

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