& princess 5

CDTV 裏側 ページ49

なんでそんなナチュラルに？

あ、どうも
毎度のことながら海人ですけども。

今、CDTVの生放送中で、
1曲目の披露を終えた俺たちは、2曲目までしばし休憩中なんだけど

「あ、ちょっとじっとしててよ」
紫「んーー目開けちゃだめ？」
「だめ(笑)」

なんで楽屋に俺しかいないの？
っていうか、楽屋に俺がいること見えてる？

鏡の前で、対面して
紫耀の髪の毛をセットしてるのはまゆちゃん

まゆちゃんが、2曲目で前髪を上げるヘアスタイルに変更しようと、
セットしてるのをみた紫耀は、
ワックスをもってまゆちゃんの前に座ったのだ

それで今に至るわけだけど。

「はい、できたよ」
紫「へへっお揃い」

仕上げのスプレーをかけたまゆちゃんは、
その場から離れようとしてて、

まゆちゃんの腕を咄嗟に掴んだ紫耀は
なんでいくの？って感じで目で訴えてる

「も〜なに、」

そして、まゆちゃんイチコロ。
今度から俺もアレ使お。

...っじゃなくて！

すると、タイミングがいいのか悪いのか
部屋に戻ってきた3人

「おかえり〜。あ、ねえ神？」

神「どした？」

戻ってきて早々、
神宮寺のもとに駆け寄って行ったまゆちゃん

身長差がある2人が揃うと、少女漫画みたいな世界だね

...って、神宮寺よ、
まゆちゃんの髪の毛触りすぎじゃない？

神「ここもうちょっと巻く？」

「えーお願い」

うわ、ナチュラル上目遣い。

廉「なぁ、まゆー」
「何？」

廉「コンシーラー塗ってや。
塗り具合あんまわからへん」

はぁ？そこ甘えんなよ！
コンシーラーくらい自分で塗って？

「はいはい」

まゆちゃんも満更なさそうに、
綿棒につけたコンシーラーをトントン塗ってあげてる

ねえ、顔近くない？
廉、まゆちゃんの顔めっちゃみるじゃん
しかも、まゆちゃんのほっぺたを触るっていうオプション付きだし...
こんなににきび欲しいって思ったの初めてだ...

岸「まゆ！ちょっと」
まゆちゃんを手招きしたのは岸くんで
岸くんに呼ばれて嬉しそうなまゆちゃん

岸「めっちゃ可愛いから写真撮って」
「うわっ珍しっいいよ」

素直に写真撮りたいって言った岸くん
優勝すぎる...
ちゃっかり腰に手回してるし、おい...
下心あったら、、まじオコ海人

写真撮影を終えたまゆちゃんは
クルッと振り返り、俺の元へ。

「海ちゃんのその髪型、すきよ」
海「え、、あざす」

うわ、テンパってめちゃくちゃださい返事しちゃった
まゆちゃんも笑ってるし

出直したい俺

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