世界一美しい恋を【エイトフットのジョー】

欲しいものは ページ10

エイトフットsaid
此処で過ごすこと早3週間。

また徹夜だ。

積み重なった書類はもう見慣れている。

エイトフット「休暇が欲しい………………」

そう俺が欲しいもんは休暇…………

あとはAの作った料理。

ココ最近はAと話すことが多い。

食事の時、仕事を手伝ってもらうとき。

いつも隣にはAがいる。

アイツの横顔とか、笑顔とか見てると落ち着くのは何でだ？

料理を一緒に作る時も仕事をしているときもアイツと居ないと意味が無いように思える。

アイツが居ることで俺の人生に意味がある。

そんな気がする。

ふとマルフィとの会話を思い出した。

マルフィ「Aのこと好きなのか？」

エイトフット「あ゛?!」

俺は此処に住む事になってから何だか…

変だ。

マルフィのあん時の言葉も原因だ。

この積み重なった書類も、一向に終わらないのも…

全部Aのせいだ。

エイトフット「あ゛ーー!!!ったく!!!」

しょっちゅうアイツの顔が俺の頭をよぎる。

エイトフット「っくっそ〜!!!」

俺が欲しいもんは休暇と………………

休暇と？

エイトフット「俺が欲しいもんは休暇と……」

A…………………？

アイツの名前がまた頭をよぎる。





っなわけ……………！

なわけ………ねーよ。

大体、俺は恋のお悩みを聞く立場じゃねーか。

そんな俺が恋なんざしてたら世話ねーだろ。

エイトフット「っだぁぁぁぁああ!!!」

いつもアイツがいる。

隣に………

心に…………………………


無造作に頭を掻いた。

部屋を出てキッチンに向かう。

きっとアイツがいる。


アイツが………

Aが……………………

エイトフット「あ゛ーー!!!」

別に！俺は！アイツがいるから行く訳じゃねーし!!

エイトフット「ったく!!!」

だが、キッチンにアイツは居なかった。

エイトフット「何だいねーのかよ。」

別にガッカリなんかしてねーよ。



別に…………

別に………………………


別n………………！？

ジャック「ちょっと！おじいちゃんの癖に！」

アッポイ「五月蝿いぞ！ジャック！レディが困るだろうが！」

「…………………………ﾀｽｹﾃ」

そのレディは無論Aで、アップルはレディを困らせている１人だ。

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