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10回目 ページ13

【Aside】




『お待たせ』




鶴丸「ああ。……っと、…はは、こりゃあ驚いた」




鶴丸は目を丸くした後、はにかんで笑った




私は政府支給の巫女装束を着て、仕上げにお母さんのお下がりの髪紐で髪を結んだ




鶴丸「昨日の制服姿も良かったが、こっちもなかなか…


…こうして見ると、母君にそっくりだな。よく似合っている」




『そう?…へへ、嬉しい』




お母さんは私の憧れだったから、こんなこと言われたらついつい頬が緩んでしまう




『よし。じゃあ、行こっか』




鶴丸「ああ」




こうして私たちは大広間に向かった







鶴丸「主。ほら、取り皿と箸だ」




『ありがとう』




この本丸は昔から、食事はビュッフェスタイルである




長机に厨当番が作った様々な種類の大皿料理が並べられ、みんなはそれらを自由に取って行く




主食だけでも基本は白米かパン、たまにうどんや具沢山な雑炊が出ることもあった。メニューには厨当番の男士の好みが表れるため、「今日は何だろう?」と考えるのがとても楽しい




ちなみに、今日の厨当番は、みっちゃんに小豆さん、謙信くん、ごっちん。全体的に料理スキルが安定しているメンバーだ


主食はごっちんセレクトの白米、そしておそらくみっちゃんが考えたであろうバランスの良いおかず類。スイーツ職人の2振りもいるのでちゃんとデザートもついている




鶴丸「主、これいるか?


あ、これ、きみ好きだったよな。


それだけで足りるのか?ほら、これも食べろ」




大和守「鶴丸さん食べさせすぎ」




鶴丸「?そうか?成長期の若者なら、これくらい食べると思ったんだが…」




鶴丸はそう言いながらも、私の皿に料理を入れる手を止めない




加州「主女の子だからね?しかも昔から少食だったし、あんたのペースに巻き込まないの。


主も、嫌だったら断っていいんだからね」




『ん?あぁ…私は大丈夫。全部美味しいし』




加州「う……食べすぎちゃダメだよ」




鶴丸「主に甘すぎないか君。


(…昨日持ち上げたときも思ったが、さすがに軽すぎる…!もっと食べて大きくなれ(特大ブーメラン))」





主の知らないうちに主育成計画を進めていた鶴丸国永でした

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さら - はじめまして!このお話とっても大好きです!最初読んでてウルっと来ました!私鶴丸推しで、推しを書いてくれるの凄く嬉しいです!今風邪で寝込んでいるので、このお話読んで元気もらってます!作者様もお体には気を付けて下さいね!!続き楽しみにしてます!! (2月12日 23時) (レス) @page14 id: 2fa26b0a8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えん | 作成日時:2025年2月8日 18時

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