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《桃》
初めて入った小さなカフェ
店内は間接照明がいくつか置かれた薄暗い
向かい側に座ってるAさんの顔を淡いオレンジ色の明かりが照らしてる。
注文したカフェラテが二つ運ばれてきて
口をつける
『私…協力とかしてもらうのも初めて』
嬉しそうにふふふって小さく笑う彼女
「…何かいい感じじゃん？翔太に気持ち言わなくていいの？」
さっき後ろから見てた感じ
普通に恋人っぽかったし。
俺は上手くいくと思うけどなー。
…たぶん。きっと。
『うーん…。よくわからないけど…まだこの時間が続いてほしいような気もする…』
翔太といる時のAさんを見ていると、その気持ちがわかるような気がする。
すごく楽しそうだし…
幸せそうだし…
「あぁ、、俺も恋したいぃぃ」
すっかり影響されてる俺。
『いやいや禁止でしょ、一応』
「好きなだけならいいでしょ」
『そうだね,さっくんには可愛くて明るくていつも笑ってるような子が似合うよ。好きな人できたら教えてね？』
「Aさんに教えてもアドバイスとかもらえないじゃん」
『うん。私はさっくんの話を参考にするだけ』
全然役に立たないな…これは…。
それより…ずっと聞きたかったこと…
聞かなきゃ。
これは今がチャンス。。
「あのさ、人を好きになった事がないって言ってたけど…彼氏はいたことあるよね？」
聞いちゃった。
ついに聞いちゃったよ。
『ああ、あるよー』
あっさりとした返答
「えっと…今までに何人くらい…？」
つい余計なことまで聞く俺
好奇心が
抑えられない…
『何人くらいかな…？』
首を傾げて、指折り数え始める。
途中で動きが止まって・・・へらっと笑う。
『覚えてないやーアハハ』
アハハって！！
おいおい…覚えてないくらいいたのか
「好きになった事もないのに何で？」
止まることない好奇心
『別に好きでも何でもないのに、付き合ってたわけじゃないよ。付き合おうって言われた時に思ったの…きっとこの人なら好きになれるって。そう思った人とだけ付き合ってきたけど…結局好きになれなくて』
「好きじゃないなら付き合わなきゃよくない？ひとりでもいいのに」
死んだ魚の目になるくらいなら、ひとりの方がマシだろ、絶対。
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shiro_(プロフ) - さっくさくなパンダかな？さん» え！嬉しいお言葉ありがとうございます(泣)ぐだぐだになってきちゃってますが…読んでいただけて嬉しいです！ (1月19日 12時) (
レス) id: 3dbe02bb66 (このIDを非表示/違反報告)
さっくさくなパンダかな？ - なんでこんな面白い作品が描けるのだろうかこんなの無料で見ていいんですか？え？ (1月18日 12時) (レス) @page28 id: 37232c53cb (このIDを非表示/違反報告)
shiro_(プロフ) - ゆずピーさん» コメントありがとうございます！発作的に書き始めてしまったので色々未定ですが、暇つぶしにでも読んでいただければ幸いです(^^) (2024年9月24日 19時) (レス) id: 3dbe02bb66 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずピー - えっっ、、、めちゃおもろい！恋を知らない二人の展開や、しょっぴーとの関係も気になります。忙しいかもしれないですけど、無理はしないでくださいね（＾＾）更新待ってます☆ (2024年9月24日 16時) (レス) @page5 id: d8c7dfee2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiro_ | 作成日時：2024年9月21日 17時
