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《桃》
紙袋を抱きしめて
廊下に立ち尽くすAさん。
視線の先には翔太とラウの後ろ姿。
あぁー翔太何か買ってたもんな
あれAさんにだったんだ。
「お土産？良かったじゃん」
後ろからそう話しかけると
ゆっくりと振り向くAさん。
え、、目がウルウルしてない？？
「だ…大丈夫？」
『いちご大福…もらった』
「ああ…お土産ね」
よくわかんないけど相当嬉しかったんだな
うん。
翔太のやつ…やっぱり翔太もAさんの事いいなとか思ってるのかな。
これは…いい感じだぞ…！
『ねえ、これは食べていいのかな？食べないで取っておくべきなの？』
「…いやいや食べなきゃ腐るよ。なるはやで召し上がってください商品だよ」
『じゃあ…冷凍してギリの消費期限に食べようかな…』
「一日でそれ全部…？」
『じゃ、じゃぁチェストの上に一個つづ並べて、毎日眺めつつ一日ひとつ食べるとか？』
「なんかもう…好きなようにしたらいいんじゃないかな…？」
大福並べて眺めるなんて初めて聞いたよ。
しかも、、
本人は至って真剣だからすごいよ。
色々聞きたいことはあるけど…
聞いたこっちが混乱しそうだから
少しつづ理解していこう。
とりあえず翔太が彼女にとっての初恋…
ってことだけはわかった。
にしても、、
「そんな嬉しい？」
『うん』
「ただのお菓子…なのに？」
『今までもらった指輪より時計より、ブランドのバッグより嬉しい…』
「そうっすか…」
色々もらってるのね。
やっぱり彼氏はいたんだよ…ね…？
謎…。
だけど、、本当に嬉しそうな顔してる。
「そういや、Aさんもう夜ご飯食べた？」
『ううん、まだ』
「一緒にどう??メンバーも行くと思うし」
『遠慮する…緊張しちゃうし』
「いいから。行こう！また迎えに来るから」
『えっ…ちょっ…さっくん！』
困ってる彼女をその場に残して
メンバーの元へと歩き出す。
どうしてかわからないけど、
協力してあげたいって思ってた。
今まで仲が良かった訳でもないし
むしろ苦手だったのに
あまりにも意外な一面を持っているこの人に
協力してあげたいって…
自然にそう思っていた。
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shiro_(プロフ) - さっくさくなパンダかな？さん» え！嬉しいお言葉ありがとうございます(泣)ぐだぐだになってきちゃってますが…読んでいただけて嬉しいです！ (1月19日 12時) (
レス) id: 3dbe02bb66 (このIDを非表示/違反報告)
さっくさくなパンダかな？ - なんでこんな面白い作品が描けるのだろうかこんなの無料で見ていいんですか？え？ (1月18日 12時) (レス) @page28 id: 37232c53cb (このIDを非表示/違反報告)
shiro_(プロフ) - ゆずピーさん» コメントありがとうございます！発作的に書き始めてしまったので色々未定ですが、暇つぶしにでも読んでいただければ幸いです(^^) (2024年9月24日 19時) (レス) id: 3dbe02bb66 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずピー - えっっ、、、めちゃおもろい！恋を知らない二人の展開や、しょっぴーとの関係も気になります。忙しいかもしれないですけど、無理はしないでくださいね（＾＾）更新待ってます☆ (2024年9月24日 16時) (レス) @page5 id: d8c7dfee2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiro_ | 作成日時：2024年9月21日 17時
