夜兎族の少年は戦闘を望まない (ページ7)

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第六訓ページ7

沖田「逃げようとしてと無駄ですぜィ。黙って同行しろィ」

(ギャアアアアッ！！！！)

Aは二人の迫力に余計に怯える。

銀さん「A、A」

銀さんはチョンチョンとAの肩を突き呼んだ。

『銀さん……？』

銀さん「真選組の奴等と話が終わったら家に来いよ」

銀さんはAの前に名刺を差し出し言った。

『あ……はい。ありがとうございます銀さん！』

銀さん「お……おう//////」

銀さんはAの可愛らしい笑顔を直視し顔を真っ赤にした。

銀さん「Aー！また後でなー！銀さん待ってから！！」

銀さんはAが可愛すぎるあまり逃げていった。

神楽「A様、住む場所がないのなら……_」

『うん。大丈夫だヨ。アリガトネ、神楽』

Aは神楽の優しさが嬉しくて思わず頭を撫でた。

神楽「のああああ//////っそれじゃあまた後でです！新八！行くアルよ！」

神楽は恥ずかしさのあまり逃げていった。

新八「ちょっと！銀さん！神楽ちゃん！あ、Aさん、僕は志村新八です」

『よろしくお願いしますね新八さん。あの後で万事屋さんにお伺おうと思っているのですが銀さんや神楽、新八さんの好きな物を教えてくれませんか？』

新八「好きな物ですか？銀さんはいちご牛乳とか甘い物が好きなんです。神楽ちゃんは酢昆布が好きなんです。そして僕はアイドルのお通ちゃんですね」

『アイドルさんのお通さんですか？』

新八「はい。知りませんか？」

『すみません、江戸に来たばっかりですので……。勉強不足ですね……』

新八「いえ、後で万事屋に来たら教えてますから！｣

『ありがとうございます、新八さん。楽しみです』

新八「っ//////Aさん！また後で////」

新八さんもAの優しい笑顔を直視しそのまま逃げていった。

『？』

土方/沖田(Aは鈍いな……)

(よし。ボクも気合い入れて……っ。じゃないと時間がない……)

『あの、近藤さん、土方さん、沖田さん、真選組屯所に同行させて下さい！』

土方/沖田「！」

土方/沖田(さっきまであんなに嫌がってたのに……大した奴だ……。それに……こいつ天人で夜兎族なのにさっきから嫌な感じがしねぇしチンピラ警察とか幕府の犬とかそういうの言わないし……。助けられたし……)