飛ばされた54 ページ8
昨日、楽しかったなぁ……
恋バナ?なのかわかんないけど、そんな話をして……
陽『今日がお別れとは、全然思えないなぁ』
花巻『そんな最後のお別れで一番に出会うのが俺で悪いね〜w』
陽『おっ、貴大。全然悪くないけどねww』
私は今体育館にいる
きっとあと数分経てばみんな来る
みんな揃ったら私はクソ神に頼んで帰る
陽『んー、やっぱ寂しいなぁ』
花巻『そんなに俺に会えなくなるのが寂しいのかぁ。そうかそうか〜w』
“違うわっ!w”っていつもなら笑い飛ばすけど……
陽『うん、寂しいよ。すっごく』
花巻『!!
ハハッ、なんかやり返された感半端ないw
まぁ、きっともう会えなくなるんだろうけどさ……なんか立ち止まりそうになったら俺のこと、俺達のこと思い出せよな!』
貴大優しいなぁ……そんな優しいところに私は“惚れた”んだろうなぁ
ん????惚れた????
陽『ん!?!!!!あれ!?!!』
私の中で何かが繋がったような、モヤモヤしてたものが、ストンっと落ちたような感覚に落ちた
陽『(なんだ……そーゆうことかぁw
……こりゃ、元の世界戻ったら伝えるしかないね!)』
松川『お、なんだ。もう来てたんか』
及川『まっきー早くない!?w』
岩泉『遅れてわりぃな』
月『もー、Aったら先に出ちゃうんだもん!!( ˘•ω•˘ )』
え、なにその顔可愛いかよ。
え、可愛いかよ(2回目)
陽『へへ〜w少し体育館に来たくてさ!!
もう、みんないるね
じゃあ私帰る!!この1ヶ月……すっっごい楽しかった!!絶対みんなのこと忘れない!!あ、やっぱ忘れちゃうかも(ボソッ)』←
『『『おい!!!!ww』』』
体育館に笑い声が響く
(神様〜聞こえてる〜?
もう大丈夫だよー)
《はいは〜い。聞こえてマース!
じゃあ、目の前に真っ黒いの出すから飛び込んでねー!》
その直後に私の目の前には黒いモヤモヤしたものが出てきた
月『ほんとに帰っちゃうんだよね……
A、ばいばい……ッ』
少し涙声で言うユウリのせいで私の涙腺も緩む
陽『ッ、ありがとう!!!“また”ね!!』
『『『“また”????』』』
また、の意味を聞けないまま
消えていく背中
陽『ねぇ、神様ァ?』
《はいはーい!神様だよーん☆》
陽『うざ((((
じゃなくて、この1ヶ月楽しかったけどさ?これってあんたの不注意から始まったことだよね?』
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作者名:月皇アルシェ , コハク | 作成日時:2017年10月15日 14時