【黒子のバスケ】元帝光中の猫かぶり少女

第37Q ページ41

シャワールームから出て着替えがあることに気づく




『……なんでドレス……?』




そこに置いてあったのはドレスだった
しかもご丁寧にそれに合う靴まで。



何でこんなもん着なきゃいけない……そう思ってここまで着てきた服を探すがどこにも見当たらない





『着るしかないってことね』




しょうがなしにドレスを着る



そして赤司に言われた所へ歩いていく






「……が僕の……約者……す」







何か喋っている声が聞こえたが気にせず扉を開けた







ﾊﾟｼｬｯ



ﾊﾟｼｬｯ





来たぞ！！



あれが赤司家のご子息の……




扉の先には何人もの記者やきらびやかなドレスを着た人達がいた





『……赤司、??これはいったい……』




私の言いたいことがわかったのか側に来て微笑む



赤司「先ほどお伝えした、僕の婚約者の方です」





私の肩に手を添えもう一度微笑んだ





婚約者って……どういうこと……??






ﾊﾞﾀﾝｯ



『赤司!!!さっきのはどういうこと!!!』





あのあと色々な質問などに全て赤司が答えた




今は家に戻ってきてる





私の問いに対してネクタイを外しながら答える



赤司「僕と君との婚約発表だよ」




『意味がわかんない！！！私はいつからあんたの婚約者になったわけ！？！

ありえないから！いつもいつも勝手なことして！ふざけんな！！』





怒鳴り散らす私を冷たい目で見下ろす赤司




赤司「君に拒否権はない。
これで君は僕から逃げられないだろう？」






最低……最低、最低……!!!!





赤司「今さっきの会見はもう君の仲間たち全員に知れ渡ってるだろうね」





『あんたなんか……ｯ大嫌い!!!!』





走って赤司家を出ていく







『電話……』




「おいAお前今京都って言ってたよな」





『……そーだけど。何迎えにでも来てくれるの』




そのまさかだな、と電話とは別に後ろから聞こえる








『うわ、まじで来てくれたの？まこ兄』





まこ兄?「そのまこ兄ってのやめろって言ってんだろ。

いいから早く乗れ」



親指で乗れ、と合図される



『ごめん、ありがと』





まこ兄の母さんにも会釈をする








まこ兄?「そーいやなんでお前こんなとこにいんだ？
今インターハイの真っ最中だろ」




『連れ去られた』




は？

と、間抜けな声が横から聞こえた






しょうがないじゃん、ホントのことなんだし

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