【黒子のバスケ】元帝光中の猫かぶり少女

第36Q ページ40

『葉山さん！腰高くなってきてます！！
実渕さん！重心がズレててそれじゃどのシュートかわかっちゃいます！！
根武谷さん！！いちいち声うるさいです！！←
黛さん……は特にないです！←←』




今は5対5をしている。
無冠の五将が3人にキセキの世代が1人。
正直こんなにレベルが高いとは思わなかった





すごい速さで展開していく試合を眼を使いながら視る




『!!
すみません、とめます！』




タイマーを止め黛さんの元へ走る





『黛さん今スティールした時突き指しましたよね？
テーピング巻きます、来てください』





気が付かなかった……



よく見てんなぁ




など色んなところから声が聞こえてくる




(こんなのにも気付けないような生半可な気持ちでマネージャーやってねぇよ)






ｼｭｯｼｭｯ




ﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯ




さっきまでいろんな音が響いていた体育館にはテーピングを巻く音だけが響いている




黛「……ありがとう。
にしても……試合を止めてまで処置しなきゃいけなかったのか？放置すりゃよかったのに」





お礼とともに小言を呟いて立つ黛さん





『放置して悪化したらどーすんだよアホが。
今年が最後の試合なのに馬鹿な事言ってんじゃねぇよ、ばァか。』





ちょいとイラッときたので本音を呟き返してやった





黛「!?お前……」




ふはっ、すげぇ面白い顔してやんのw



『では頑張ってください！
タイマー流します！』







何か言いたそうな顔をしてたが私にゃ関係ない





そのあとの試合も全てを視る眼(プロビデンスアイ)を使って見続けた









赤司「今日の練習は終わりだ。帰るぞA」




練習終了後、早々に帰っていく赤司に無言でついていく







葉山「また来いよ〜！」









.









.






それから数日間同じように洛山の試合を見て、同じように暇な時間を過ごした








赤司「A、今から出かける。お前もついてこい」




『はいはい』








そのまま赤司に連れてこられた場所は大きなホール?みたいな所だった







赤司「そこのシャワールームへ行ってこい。着替えも用意させる。着替えたら一番広いこのホールに来ればいい」




地図を渡されホールの場所を記される







何があるの



と聞こうと思ったのに既に赤司はいなかった。





『まじ自己中。』

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