【ハイキュー】青城のプリンス様は女神に変わるそうです

#42 意外な手助け ページ3

『ここにくんのも何かもう慣れたな〜』





荷物をおき、今は体育館でアップをしている




花巻「いや、なんで桜ちゃん平然と参加してるの??」




え、参加するに決まってるじゃん


何言ってんだ花？？


『そりゃ参加するだろ〜？選手なんだ……からって違う！！
選手じゃなかった！！ごめんなさい！！』






列から外れてダッシュでスポドリを作りに行く




『忘れてたぁぁぁ……』



「手伝います」




俺の横からスクイズを取って手伝ってくれる誰か


『あ。ありがとうございます！』





スクイズに集中していた顔を上げ、手伝いをしてくれた人を見る





『って、月島??』





ドーモ、と会釈する月島


なんか意外だな月島が手伝いに来てくれるなんて




月島「今意外だな、とか思いました?」



『あ、バレた?w』



月島「表情でなんとなくですけどね。
今丁度休憩なんです。それでテーピング巻きに行こうと思ったら桜咲さんが見えたので」





あー、なるほど



…ん？テーピング？？



『は、月島突き指してんの！？』


月島「まぁ」




『馬鹿じゃないの！？スポドリなんかいいから早くテーピングするぞ！！はやく！』




すぐに救急箱を持ってきて月島の手を持つ




どの指?と聞けば「人差し指です」と小さな声で呟いた




『突き指したら早くテーピングしろよ〜
っと、はい終わり』




月島「……上手ですね」



『俺…じゃなかった、私もMBだったからよくしてたしね』




テーピングを救急箱にしまいもう1度スポドリをつくる





月島「ありがとうございます。
それと、桜咲さん黒尾さんと喧嘩しました?」






『え゛……何で?』





月島「いつもヘラヘラして誰かをからかって楽しんでるのが普通の黒尾さんが、気持ち悪いぐらいに静かなんです

そんな風になる原因っていったら桜咲さんかな、と」





なるほど……


よく考えてるなぁ




『ん、まぁ喧嘩というかちょっと…ね
黒尾ならすぐ戻るよ。』



「月島〜!!どこだ〜」



体育館から澤村の声がする


『ほら、月島呼ばれてんぞ。いってこい！』




すごーーく嫌な顔をしてる月島の背中を押して体育館におくりこむ







『スポドリ助かった！んじゃ、試合でな！』






月島を送ってから残り少ないスポドリをまた作り始めた

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